5カ年で1500億㌦の送金目標

5カ年で1500億㌦の送金目標

【The Daily Star】第8次5カ年計画の文書で政府は、2020年7月から2025年6月までの第8次5カ年計画期間中、海外からの送金で1500億ドル(16兆6481億円)を稼ぐという野心的な目標を掲げた。

海外居住者福利厚生・海外雇用省は目標を達成するため、「新市場拡大タスクフォース」が策定した海外雇用市場拡大ロードマップを展開する。この野心的な目標は、第8次5カ年計画の「海外雇用と移民労働者の福祉に関する10項目のアジェンダ」の中で明らかにされた。

「第8次五カ年計画:2020年7月~2025年6月-繁栄の促進と包摂性の育成-」は、バングラデシュは海外雇用や移民による力強い成長を経験してきたと述べている。

「関係者の間では、彼らが単に送金を行うだけではなく、国の発展においてより実質的な役割を果たすことができるとの確信がある」

10項目のアジェンダには、制度・法制度改革、能力強化・スキル開発、市場拡大、サービスへのアクセス、金融へのアクセス、権利や福祉の保護、デジタル化、民間の関与、移民コスト、再統合のためのイニシアティブが含まれる。

現在、海外雇用は20カ国に限定されているが、市場は第6次5カ年計画期の約260万人から、第7次計画期の約800万人に拡大した。

海外居住者福利厚生・海外雇用省は市場拡大のため、少なくとも500万人の新規労働者の海外派遣を目標としており、その半数近くが技能職だとする。また、新たに4つの地理的地域の20カ国を対象にするとした。

技能開発に関して同省は、潜在的な移民に長期的な訓練を提供するために、各郡に1カ所の技術訓練センターを設立する予定だ。

一方、計画省は、外務省やその他の関係機関と連携して、第8次五カ年計画期の終わりまでに少なくとも20カ国から、技能の国際認定と相互承認を目指す。

また、従来の4カテゴリー(スキルがない、ややスキルを持つ、スキルを持つ、専門職)を新しい能力ベースの等級システムに置き換えるため、技能分類方針を策定する。

サービスアクセスに関する課題には、物理的インフラとデジタルインフラ双方を統合することで、潜在的な移民のための切れ目のないワンストップサービスの導入が含まれる。これには、国内外の関連機関と統合できるように苦情管理システムを拡大することも含まれる。

海外居住者福利厚生・海外雇用省は金融アクセスを確保するため、プロバシ・カリアン銀行(PKB)と緊密に連携し、あらゆるボトルネックを取り除く。これには、各郡における支店網の拡大と代理店銀行の店舗数の拡大が含まれる。

PKBはまた、移民労働者の家族にデジタル・バンキングやその他の商品を紹介する。

政府は、移民労働者と家族のための保険サービスを導入しており、金融アクセスのアジェンダには、これらのサービスの適用範囲と期間を拡大することが含まれる。

第8次5カ年計画中、海外居住者福利厚生・海外雇用省は、移民労働者、特に女性の権利と福祉を保護する能力を強化するための資金配分を行う。

また、海外移住の専門家が、法的保護や精神衛生の面で、出先国で問題に直面する新規移民を支援する。

同省はまた、海外滞在中や帰国後のメンタルヘルス支援を確保するため、民間企業と協力して包括的なプログラムを立ち上げる。

Bangladesh News/The Daily Star Mar 1 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/govt-targets-150b-remittance-8th-five-year-plan-2052785
翻訳:吉本

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