WB 雇用創出を支援

WB 雇用創出を支援

【The Daily Star】世界銀行(WB)とバングラデシュ政府は22日、より多くの雇用の創出、パンデミックからの早期回復、今後の危機に対する耐性構築を支援するため、2.5億ドル(277.5億円)の融資契約を締結した。

契約は、経済関係局のファティマ・ヤスミン局長と、WBのマーシー・テンボンバングラデシュ・ブータン理事との間で行われた。

今回の契約により、一連のWBのプログラム型雇用開発政策クレジットの総額は7.5億ドル(832.4億円)となった。

このクレジットは、WBの国際開発協会(IDA)による譲許的融資であり、5年間の猶予期間を含む30年の期間が設定されている。

バングラデシュは現在、総額140億ドル(1兆5538億円)を超える世界最大のIDAプログラムを実施している。WBはバングラデシュを最初に支援した開発パートナーのひとつであり、独立以来、350億ドル(3兆8845億円)以上の助成金や無利子および譲許的クレジットを提供している。

第3次雇用開発政策は3つのクレジットシリーズの最後のもので、質の高い包括的な雇用を創出するための重要な改革に焦点を当てるとともに、政府のコロナ危機への対応を支援する。WBは声明で、貿易・投資体制の近代化、労働者の社会的保護の向上、若者・女性・社会的弱者の雇用アクセス政策を支援すると述べている。

「新型コロナパンデミックは貧困層や弱い立場にある人々に不均衡な影響を与えています。今回の融資はパンデミックの影響を最も受けた人々を保護し、バングラデシュが高中所得国になるというビジョンに向けた旅を続ける中で、より多くの良質な雇用を創出するための政府の政策を支援するものです」
マーシー・テンボン氏は述べた。

この雇用開発政策クレジットシリーズは、政府が500万人の雇用を守り、企業が労働者に賃金を支払い続けることを可能にした。また、パンデミックの影響でバングラデシュへ帰国しなければならない出稼ぎ労働者も支援した。さらに、マイクロファイナンスを提供することで、インフォーマルな零細企業の回復を支援した。

「このプログラムは、貧困層や弱い立場にある人々の仕事や収入を守ると同時に、将来のショックに対する回復力を構築するための基礎を築きました」
ファティマ・ヤスミン氏は述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Apr 23 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/wb-help-create-better-jobs-2082357
翻訳編集:吉本

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