外貨準備高450億ドル突破

外貨準備高450億ドル突破

【Financial Express】3日、バングラデシュの外貨準備高が初めて450億ドル(4兆9944億円)を突破した。

中央銀行(BB)の最新データによると、外国為替準備金は前営業日の440.9億ドル(4兆8934億円)から450.1億ドル(4兆9955億円)に増加し、記録を更新した。

2021年2月24日時点では440.3億ドル(4兆8868億円)だった。

BBは、3-4月期の輸入に対し、17.4億ドル(1931億円)のアジア決済連合(ACU)への定期的な支払いがあるため、数日以内に減る可能性があるとした。

主要なマクロ経済指標のひとつである外貨準備高は、昨年10月28日に410億ドル(4兆5505億円)の大台に乗り、12月15日には420億ドル(4兆6615億円)、12月30日には430億ドル(4兆7724億円)に達した。

BBのカシ・サイドゥル・ラーマン副総裁は本紙に対し、外国為替準備高が450億ドルを超えたのは、主にここ数カ月の国内送金への増加によるものだとした。

BB担当者は、4月の輸出収益の増加も外貨準備高の増加に貢献したと述べた。

輸出収益は5.2億ドル(577.1億円)だった2020年4月と比較して、502.75%増の31.3億ドル(3473.9億円)と大幅に増加した。

輸出促進局(EPB)の最新統計によると、現会計年度(2020-21年度)7~4月の輸出収益は、前年同期の294.9億ドル(3兆2730億円)から8.74%増の320.7億ドル(3兆5594億円)となった。

一方、7~2月までの輸入額は370.7億ドル(4兆1143億円)で、前年同期の363.7億ドル(4兆366億円)から1.91%増加した。燃料油を含む主要商品の国際価格が上昇傾向にあることが、支払いを押し上げた要因と見られている。

BBのデータによると、21年度7-4月期の国内送金額は206.5億ドル(2兆2919億円)と、前年同期の148.7億ドル(1兆6504億円)に比べて約39%増加した。担当者によると、海外からのローンや援助金の流入が増えたことも、外貨準備高を押し上げる要因になったという。

さらに、商業銀行から直接継続的に米ドルを購入していることも、外貨準備高の新記録達成に貢献していると、BBは説明する。

BBは市場介入の一環として現会計年度、商業銀行から70億ドル近くを購入したという。

2020年3月、BBは約3年ぶりに商業銀行から米ドル購入を再開、国内の外為市場の安定化を図っている。

Bangladesh News/Financial Express May 4 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladeshs-foreign-exchange-reserve-crosses-45b-mark-1620100544
翻訳編集:吉本

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