コンテナ輸出大幅増

コンテナ輸出大幅増

【Financial Express】民間の内陸コンテナターミナル(ICD)によると、4月までの3カ月間、バングラデシュでは輸出コンテナ量が大幅に増加、コロナ禍前の水準を上回った。

期間中の平均出荷量は月5万3千TEU(20フィートコンテナ換算)以上に達した。前年同期は月3万8千TEUだった。

バングラデシュ内陸コンテナターミナル協会(BICDA)によると、2020年4月に1万891TEUだった出荷量は、2021年4月には5万1683TEUを記録した。

国内の新型コロナウイルスは、昨年3月に初めて確認された。3月26日から5月30日までロックダウンが行われ、国内の経済活動はほぼ停止、それが4月の出荷量に反映された。

国内海上輸出の100%を扱うBICDAによると、20年3月は5万4697TEU、21年3月は5万6859TEUだった。また、20年2月は4万7628TEU、21年2月は5万2283TEUだった。一方、21年1月の出荷量は5万6970TEUで、2020年1月より936TEUほど少なかった。

輸出品は通常、チャトグラム(Chattogram)にある17のターミナルに届く。出荷前に税関当局の検査を受けた後、コンテナに詰められる。

バングラデシュの輸出品目の80%以上は衣料品だ。そのため、コンテナに詰められるのは衣料品が主体となる。

輸出促進局(EPB)によると、2021年3月のバングラデシュの輸出収益は、約13%増の31億ドル(3440.6億円)だった。

だが、2021年7月から3月までの輸出では、2020年度とほぼ同水準となっている。

BICDAのMdルフル・アミン理事は、現在の輸出実績は過去のどの時期よりも良好だという。
「新型コロナパンデミックの中でどのように活動すべきかを知っているので、ここへきて上手くいっています。この1年間で多くのことを学びました…」

アミン氏は輸出が5、6月に伸びる可能性を示唆する。
「貨物輸送業者から、5月と6月に出荷量がさらに増加する可能性があると聞いています」

一方、バングラデシュ衣料品製造輸出業者協会(BGMEA)によると、全体的な出荷量は、コロナ禍前の輸出に届かないという。BGMEA前会長であるアンワルール・アラム・チョードリー・パーベズ氏は、必要かつ基本的な衣料品の注文はいつもと変わらないとしたうえで、フォーマルなシャツや高級服の注文は低調なままだと述べた。

バングラデシュ輸出業者協会(EAB)会長のサラム・マーシェディ議員は、全体的な輸出は悪くないとする。サラム氏によると、多くの工場が長期のイード休暇を利用して港に商品を送ったため、コンテナターミナルには輸出製品が殺到しているという。

「衣料品産業はイード・アル・フィトルで少なくとも10日間休業になります。そのため、多くの人が港に商品を送っています。また、多くの注文は後回しになっています」

Bangladesh News/Financial Express May 18 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/private-inland-container-depots-see-big-jump-in-exports-1621322668
翻訳編集:吉本

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