SDGsの進展トップ3

SDGsの進展トップ3

【Financial Express】国連加盟国が17の「持続可能な開発目標」(SDGs)に合意した2015年以降、バングラデシュはSDGs指数のスコアが最も進展した上位3カ国の一つとなった。

他2カ国はコートジボワールとアフガニスタンだと、bdnews24.comは報じた。

国連持続可能な開発ネットワーク(SDSN)は2030年のゴールに向けた進捗状況を把握するため、SDG指数やダッシュボードを含む「持続可能な開発年次報告書」を14日に発表した。

4年前157カ国中120位だったバングラデシュは、165カ国中109位となった。スコアは1年前の100点満点中63.02点から、63.5点に上昇した。2015年は59.01だった。

報告書によると、東・南アジアは2010年以降、2015年に目標が採択されてからも、他の地域よりもSDGs達成度が高くなっているという。だが、これには低いベースラインからスタートしたからという理由もある。

最も進展が低下した国はベネズエラ、ツバル、ブラジルの3カ国だ。

2021年のSDGs指数ではフィンランドがトップで、スウェーデン、デンマークの北欧2カ国が続いた。

興味深いことに、2021年3月に発表された「世界幸福報告書」でも、フィンランドは世界で最も幸せな国としてトップに立った。

だが、フィンランドや北欧諸国でさえ、複数のSDGs指数で大きな課題に直面しており、2030年までにすべてを達成する目処は立っていないという。

2015年の歴史的なサミットで国連加盟全193カ国の国家元首がこの普遍的な目標に合意して以来、今回の年次報告書は初めて進捗状況の後退を示した。

「新型コロナパンデミックは世界的な健康上の緊急事態だけでなく、持続可能な開発の危機をも生み出しました」
SDSN会長で報告書筆頭著者のジェフリー・D・サッチス氏は述べた。

「SDGsの進捗を回復させるには、世界的な税制改革と多国間開発銀行による融資の拡大を通じて、途上国の財政スペースを大幅に拡大する必要があります」

「財政支出はSDGsの6つの重要な変革、すなわち、すべての人に質の高い教育を、すべての人に健康を、クリーンなエネルギーと産業、持続可能な農業と土地利用、持続可能な都市インフラ、デジタル技術の普遍的なアクセスを支援する必要があります」

報告書によると、SDGsのパフォーマンスが世界的に低下したのは貧困率と失業率の増加が大きな要因だが、この低下は国際的な統計のタイムラグにより、過小評価されている可能性があるという。

だが、健全な政策と強力な国際協力により、今後10年間でSDGsの進展を回復、加速させることができるとした。

Bangladesh News/Financial Express Jun 16 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/national/bangladesh-among-top-three-performers-on-sdg-index-1623859446
翻訳編集:吉本

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