世界平和度指数7ランク上昇

世界平和度指数7ランク上昇

【The Daily Star】17日、経済平和研究所が発表した2021年の世界平和度指数報告書において、バングラデシュは昨年よりも7ランク順位を上げ、163カ国中91位となった。

世界平和度指数(GPI)は安全・安心、軍事化、進行中の紛争の頻度などを累積的に測定し、最も平和な国から順にランク付けするものだ。

バングラデシュは今年、総合スコアが2.068となり、南アジアではブータン、ネパールに次いで3位だった。アジアではシンガポールが最も平和な国で、世界全体では11位となった。

だが、ネパール、ブータン、バングラデシュ、インドネシアは、2019年までの測定値である「ポジティブピース赤字」リストに含まれ、これらの国では今後10年間で「暴力レベルが上昇する」可能性が高いとした。

インドは「継続的な紛争」領域の改善により、全体の平和度が0.7%とわずかに改善した。

南アジア全体では「軍事化」と「安全・安心」領域で改善が見られたとし、平均的平和度は0.1%改善した。

一方、バングラデシュとインドは南アジアで最も暴力に対する恐怖心が低く、暴力犯罪を非常に心配している人はそれぞれ25%と23%だった。

ブータンは殺人事件発生率が改善したことにより、平和度が0.9%上昇し、22位にランクインした。

アフガニスタンは依然として世界のどの国よりもテロの影響が大きいとして、4年連続で世界で最も平和ではない国とされた。

パキスタンは暴力的なデモ指標で改善を記録した数少ない国の一つだが、将来の内乱が起こるリスクは依然として高いままだとされた。

世界全体の平和度は0.07%悪化した。過去10年間に発生した紛争や危機は沈静化し始めたものの、新型コロナパンデミックや大国間の緊張の高まりにより、新たな緊張と不確実性の波が押し寄せたとした。

短期的には暴力事件が減少したものの、ロックダウンに対する不安の高まりや経済的な不確実性で、市民の不安は増大したという。2020年1月から2021年4月の間、パンデミック関連の暴力事件は5千件以上記録された。

「多くの国で経済状況が悪化したため、政治的不安定や暴力的なデモが発生する可能性が高まっている」

Bangladesh News/The Daily Star Jun 18 2021
https://www.thedailystar.net/frontpage/news/global-peace-index-bangladesh-climbs-7-notches-2113061
翻訳編集:吉本

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