10年でレストラン急増

10年でレストラン急増

【The Daily Star】ライフスタイルの変化や移動の増加、外食需要などにより、2019-20年度までの10年間でレストラン数や関係者の数が大幅に増加していることが、最新調査で明らかになった。

20日に発表された「ホテル・レストラン調査2020」は、この種の調査としては10年ぶりのものだ。それによると、2019ー20年度のレストラン数は10年前から59%増え、43万6千軒だった。

だが、バングラデシュ統計局(BBS)が実施したこの調査は、政府が実施したロックダウンによって深刻な影響を受けているホテルやレストランへのコロナ禍の影響は評価されていない。

バングラデシュ・ホテル・レストラン・スイーツ・ベーカリー労働組合のアクタルッザマン・カーン書記長は、コロナ禍で数千軒のレストランが閉鎖され、従業員の45%が失業したとする。

「この部門に従事する人は今、悲惨な毎日を過ごしています。政府から何の支援も得られていません」

BBS調査によると、10年前は90万人だったホテルやレストランの従業員は、2019-20年時点で228万人に増加した。

国内総生産(GDP)に対する貢献度は、2009-10年度は1198.6億タカ(1584億円)だったが、2019-20年度は8792.6億タカ(1兆1619億円)となり、0.75%に上昇した。

「ホテル・レストラン部門は急速に拡大し、国内経済に貴重な貢献をしていることを示した」
BBSは報告書で述べた。

同部門の成長に伴い、2019-20年度の1人当たりの雇用コストは年間6万9048タカ(9万1242円)となった。雇用コストには、給与、賃金、現金・非現金給付が含まれる。

BBSは2020年3月から4月にかけて、6734のホテルとレストランからデータを収集して調査を実施した。

SANEM(経済モデリング南アジアネットワーク)セリム・ライハン常務理事は、この10年間、市民のライフスタイルや食習慣が変化し、外食需要が増加したため、ホテルやレストラン数が大きく増加したと述べた。

「ですが、市民は今、オンラインで食品を購入しています」

女性労働者の増加についてライハン氏は、もしBBSの報告書が正しければ、この部門は女性労働者の雇用数で衣料品産業のすぐ後ろに位置していたと述べた。

「しかし、レストランやホテルでは、女性労働者の存在感はそれほど大きくありませんでした」
ライハン氏は、賃金上昇は名目的なものだという。そのうえで、この部門は新型コロナの影響を大きく受けており、BBS報告書にはこの点も含まれているはずだとした。

「SANEMは3カ月ごとに調査を行っており、そこにはホテルも含まれています。多くのホテルがコロナパンデミックの影響で閉鎖されました。この報告書ではこれらの問題も取り上げるべきでした」

Bangladesh News/The Daily Star Jun 22 2021
https://www.thedailystar.net/business/news/restaurants-spring-past-decade-2115705
翻訳編集:吉本

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