【Financial Express】世界銀行(WB)は、バングラデシュが実施する「弾力的な起業及び生活向上(RELI)プロジェクト」の実施に向けて、3億ドル(333億円)の融資を行う。
27日、財務省経済関係局(ERD)と融資契約、社会開発財団(SDF)とプロジェクト契約の調印式が行われた。
ERDのファティマ・ヤスミン局長とWBバングラデシュ及びブータン担当のマーシー・ミヤン・テンボン所長が、融資契約に署名した。
また、財務省金融機関局傘下の自治組織SDFのAZMサクワット・ホサイン専務理事が、プロジェクト契約に署名した。
調印式にはSDFのMdアブダス・サマド会長も出席した。
2021年7月から5年間行われるRELIプロジェクトは、政府も4千万ドル(44.4億円)供出するため、総事業費は合わせて3億4千万ドル(377.4億円)規模となる。
プロジェクトの目的は、「貧困層や極貧層の生活を改善し、その回復力を高め、プロジェクト地域の農村部の起業を支援する」ことだ。
新型コロナ危機と気候変動に対応するため、主としてバングラデシュ政府の緊急経済対策に対応するRELIプロジェクトは、社会的弱者への生活支援、復興支援、レジリエンス構築支援、雇用創出、起業家育成、危機後の経済復興準備などに重点を置く。
SDFのプレスリリースによると、このプロジェクトはバングラデシュ・デルタ・プラン(BDP)2100や、政府の第8次5カ年計画に適切に沿ったものになるという。
Bangladesh News/Financial Express Jun 29 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/world-bank-to-provide-300m-loan-for-livelihood-project-1624938538
翻訳編集:吉本