
【The Daily Star】一週間の厳戒ロックダウンの初日となった1日、ダッカ市内の通りや交差点ではほとんど人通りはなかったが、路地は大勢の人で賑わっていた。
道路や高速道路では、軍やBGB(国境警備隊)などの法執行機関が正当な理由なく家から出ていないかを確認していた。
市民は市内のあちこちで、法執行機関と「かくれんぼ」をしていた。移動裁判所はロックダウンの様子を見に道路へ出てきた人や法執行官に正当な理由を言わなかった市民を裁判にかけ、罰金を科した。
第2の都市チャトグラム県アグラバド(Agrabad)では、ロックダウンを見に来た21人を警察が逮捕した。ダブル・ムーリング警察のモハンマド・モウシン署長によると、21人は逮捕から2時間後、宣誓書を書いたうえで釈放されたという。
チャトグラム県の移動裁判所は、執行判事9人が37件の裁判を行い、合計1万3700タカ(1万8104円)の罰金を科した。
オマール・ファルク執行判事によると、正当な理由なく家を出た人や、ロックダウン規則に違反したレストランに罰金を科したという。
封鎖初日、市内のほとんどの通りでは人通りがなく、リキシャやバイク、自家用車の姿もほぼ見られなかった。
だが、路地には大勢の人が集まっていた。商人が市民に商品を販売したり、生活必需品を求めて食料品店に押し寄せる市民の様子が見受けられた。
ボリシャル(Barishal)では、早朝から県職員や警察、緊急行動隊(RAB)などが路上に立っていた。また、食料品店やキッチンマーケットを除くほとんどの店が閉店していた。
市内では県主導で4カ所の移動式裁判所が活動していた。彼らはルール違反を犯した16人に合計7200タカ(9514円)の罰金を科した。県職員によると、軍やBGBも主要地域をパトロールしているという。
クルナ(Khulna)では、9警察署が26のチェックポストを設置した。特派員はロイヤル・モー、ピクチャ・パレス・モー、モイラポタなど、様々な場所を訪問したが、ほとんどは封鎖されたままとなっていた。
市街地での人の移動は非常に限定的だった。
「ウィルスの感染率を下げるために政府が出した通達が適切に維持されるよう努力しています」
クルナ県警のモハンマド・マウブーブ・ハサン警視総監は述べた。
モニルッザマン・タルクダー県知事は本紙に対し、クルナ都市部では13人の執行判事指導の下で移動式裁判所が運営されており、厳重な監督が行われていると述べた。
クルナでは移動法廷により、20人に、合計7900タカ(1万439円)の罰金が科された。
「クルナには陸軍1個大隊とBGB2個小隊が配備され、執行判事や9郡の行政官らと協力しています。彼らはすべての市民が衛生規則を守るようにキャンペーンを行い、ルールを守らない人は罰せられます」
ムンシゴンジ(Munshignaj)、ナラヨンゴンジ(Narayanganj)、タンガイル(Tangail)、ポトゥアアリ(Patuakhali)、バゲルハット(Bagerhat)、パブナ(Pabna)県の特派員は、軍や警察、移動裁判所が厳しい措置を取っているにもかかわらず、大勢の人が理由もなく外出するのを目撃した。
彼らは軍や警察を見かけると、すぐに路地に隠れたという。
Bangladesh News/The Daily Star Jul 2 2021
https://www.thedailystar.net/city/news/streets-empty-alleys-packed-2122501
翻訳編集:吉本