【The Daily Star】15日、中央銀行(バングラデシュ銀行:BB)は、新型コロナパンデミックによるビジネスの停滞に悩むホテル、モーテル、テーマパークを対象に、100億タカ(129.6億円)に及ぶ新たな景気刺激策を発表した。
事業許可証を持つホテルやテーマパークの経営者は、このスキームから運転資金の形で4%金利の融資を受けることができる。
BBの通知によると、銀行側は、政府が4%を補助金として提供するため、8%の金利を享受することができるという。返済期間は最長1年で、融資は従業員の給料に充てられなければならない。
BBがすべての融資の50%を提供することから、この基金は借り換えスキームとして扱われるが、これまでBBの他の景気刺激策から融資を受けていた企業は、この制度の融資を受けることができない。
今回のスキームを除くと、政府はこれまで総額1兆2844億タカ(1兆6651億円)の23の景気刺激策を発表している。BBは、このうち9700億タカ(1兆2575億円)を銀行から融資することを目標としている。
ホテルやテーマパークの経営者は、すでに口座を持っている銀行から融資を受けなければならない。BB関係者によると、今回の申し出は財務省の決定に沿ったものだという。
バングラデシュホテル・ゲストハウス経営者協会のサイフ・アーメド会長によると、国内のホテルやテーマパークは、新型コロナウイルスが上陸した昨年3月以降、深刻な危機に直面しているという。さらに、最近の感染率上昇により新たな打撃を受けた。
「ホテルやテーマパークを閉鎖せざるを得ない状況が続いています」
多くのホテルでは従業員の給与支払いに危機感を抱いているため、協会は政府に対し、専用の景気刺激策を講じるよう繰り返し要請してきたという。
「昨年、パンデミックが発生した直後にも政府に要請しました。このパッケージがあれば、間違いなく我々は生き延びることができるでしょう」
同協会には約300のホテルやモーテルが加盟している。
Bangladesh News/The Daily Star Jul 16 2021
https://www.thedailystar.net/business/tourism/news/tourism-gets-shot-the-arm-2131341
翻訳編集:吉本