【Financial Express】バングラデシュ統計局（BBS）によると、6月末までの2020-21会計年度、国内の平均インフレ率は5.56％で、政府目標の5.4％を0.16ポイント上回った。

だが、2020会計年度の5.65％より、0.09％ポイント下回った。

政府は現2021ｰ22会計年度のインフレ率目標は5.3％以内とした。

一方、6月は一部の商品価格が上昇したため、インフレ率は5.64％を記録。昨年10月の6.44％以来、8カ月ぶりの高水準となった。

BBS高官によると、食品、飲料、タバコ、衣類、履物、家賃、燃料、照明、家具、家庭用機器、医療費、教育・文化サービスなどの6月の消費者物価指数は、上昇傾向を維持したという。また、コロナ禍のサプライチェーンへの影響は、当該期間のインフレ圧力上昇の重要な要因の一つだと本紙に語った。

6月の食料品インフレ率は、5月の4.87％と比較して0.58％ポイント上昇し、5.45％となった。非食品インフレ率も5月の5.86％に比べて0.08％ポイント上昇し、5.94％となった。

BBSの別の担当者は、米、小麦粉、食用油、一部の野菜価格が上昇し、それが先月のインフレ率に反映されたとした。また、コロナウイルスパンデミックに伴う医療費の増加もインフレ圧力に拍車をかけたという。

5月は5.28％だった農村部のインフレ率は、6月は5.84％に上昇した。食料品インフレ率は5.25％から6.04％に、非食品インフレ率は5.33％から5.46％に上昇した。

5月は5.24％だった都市部のインフレ率は、6月は5.29％に上昇した。食料品インフレ率は4.03％から4.14％に、非食品インフレ率は6.56％から6.59％に上昇した。

また、5月に6.41％だった賃金指数は6月に0.44ポイント低下し、5.97％となったことも発表された。

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21年度のインフレ率は5.56％