商用サービスランク上昇

商用サービスランク上昇

【Financial Express】世界貿易機関(WTO)の世界商用サービス貿易ランキング2020で、バングラデシュの順位は72位に上昇した。

2019年は80位だったが、ここ1年で緩やかに順位を向上させた。

商用サービスには、輸送、旅行、金融サービス、法律サービス、コンピュータサービス、専門サービス、商品関連サービスが含まれる。

WTOは、30日に発表した「世界貿易統計レビュー」で、このランキングを発表した。

昨年の商用サービス貿易において、バングラデシュは最も順位が向上した11カ国のうちの1つとなった。

一方、最も急落したのはマカオ(中国)で、2019年の44位から64位に順位を落とした。

WTOは、「商業サービス貿易が主に観光・旅行サービスで構成されている経済圏が、2020年の順位を大きく低下させたことがわかった」とした。

報告書では、2021年第1四半期の世界の商用サービス貿易は、2019年同期と比較して、輸出で19%、輸入で18%減少したとした。また、昨年の商用サービスの輸出は、前年比20%減の4兆9100億ドル(538兆3275億円)だったことも明らかにした。

2020年、サービス貿易全体に占める旅行・輸送の割合は、前年の43%から31%に減少。コロナウィルスに伴う渡航制限の影響を最も大きく受けたのは旅行・輸送だと、報告書は述べている。

一方、その他の商業サービス(金融サービス、法律サービス、コンピュータ・サービス、プロフェッショナル・サービスなど)は、シェアを54%から66%に拡大した。

建設業や個人・文化・娯楽サービスなど、物理的な距離の近さを必要とする分野が急減する一方、金融サービスは成長を続けた。また、2020年のコンピュータ・サービスの輸出は、様々な地域の多くの経済圏で2桁成長を記録したという。

報告書によると、バングラデシュは昨年、コンピュータ・サービス輸出で4.0%の成長を記録した。

Bangladesh News/Financial Express Aug 4 2021
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/bangladesh-improves-ranking-in-commercial-services-trade-1628089689
翻訳編集:吉本

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