ハイテクパークに9社投資

ハイテクパークに9社投資

【The Daily Star】ハイテクパークに国内外の企業9社が5500万ドル(61.1億円)を投資し、半導体、デジタル機器、医療機器などの製造工場を設立する予定だ。

設立されるのは、現金自動預け払い機やキャッシュ・リサイクル・マシン、スマートフォン、その他電子機器を組み立てる工場で、約3500人の雇用が創られる見込みだ。

バングラデシュ・ハイテク・パーク・オーソリティ(BHTPA)が、プロジェクトに必要な土地を40年間リースする契約調印式で明らかにした。

9社のうち7社はガジプール(Gazipur)のボンゴボンドゥ・ハイテク・シティに、2社はジョソール(Jashore)のシェイク・ハシナ・ソフトウェア・テクノロジー・パークに工場を設立する。

そのうち、ウルカセミ(Ulkasemi)社は2500万ドル(27.8億円)を投資して、ボンゴボンドゥ・ハイテク・シティで半導体を製造する予定だ。

BHTPAのビカルナ・クマール・ゴーシュ専務理事が9社の責任者と契約書に署名した調印式には、MAマンナン計画相も参加した。

BHTPAによると、クミラ(Cumilla)のハリマ・テレコム社は民間部門でソフトウェア・テクノロジー・パークを設立し、セルトロン・エレクトロ製造サービスは約700万ドル(7.8億円)を投資して医療技術工場を設立するという。

また、ITを活用したサービス提供とデジタル機器の製造をボンゴボンドゥ・ハイテク・シティで行うウォルトン・ハイテク産業に土地を割り当てたと発表した。ウォルトンはこのプロジェクトに650万ドル(7.2億円)を投資し、1550人の雇用を創出する予定だ。

マックテル(MacTel)社は600万ドル(6.7億円)を投じて1.37エーカーの土地を取得、スマートフォンを組立て工場を作り、332人の雇用を創出する。

「今こそ、バングラデシュに持続可能なハイテク製造業のエコシステムを構築する絶好の機会であり、ハイテクパークが主導的な役割を果たすことができます」
マンナン計画相は述べ、労働集約型の経済では、競争を勝ち抜き、コロナパンデミックによる世界的な不況のリスクを克服するためには十分ではないと補足した。

ジュナイト・アーメド・パラクICT担当国務相は、355エーカーの土地に設立されたボンゴボンドゥ・ハイテク・シティは、BHTPAの旗艦プロジェクトだと述べた。また、政府は全国に8つのハイテクパークを設立しており、いつでも投資ができる状態にあるとした。

ボンゴボンドゥ・ハイテク・シティで製造されたほとんどの製品は輸出される。これまで国内150社以上のスタートアップ企業が、各地のハイテクパークでコワーキングスペースを無料で割り当てられたと、パラク氏は補足した。

BHTPAはこれまでに166社に土地を割り当て、そのうち民間投資は57億タカ(74億円)になる。

BHTPAはこれまでに95億タカ(123.3億円)を投資し、投資家のための土地を準備してきたと、BHTPAのゴーシュ専務理事は述べ、民間投資家のうち、オリックス(Oryx)バイオテック社はボンゴボンドゥ・ハイテク・シティに3億タカ(3.9億円)投資する予定だと補足した。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 1 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/industries/investments/news/9-firms-invest-55m-hi-tech-parks-2188166
翻訳編集:吉本

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