メトロ鉄道展示情報センター

メトロ鉄道展示情報センター

【The Daily Star】バングラデシュの新公共交通機関のメトロ鉄道について、市民に情報を提供することを目的に、来年1月に展示情報センターが開設される。

16日に在ダッカ日本大使館がプロジェクト現場のプレスツアーを行った際、プロジェクト実施機関であるダッカ大量高速輸送社(DMTCL)の関係者がセンターについて明らかにした。

ダッカ市ディアバリのメトロ車両基地内に設置されるセンターでは、実際走るメトロ鉄道の内部を見ることができるうえ、チケット購入やその他の必要な手続きについて知ることができる。

DMTCLは2022年12月開通という目標を達成するため、来年9月までに必要なすべてのテストと試運転を完了する予定だ。

伊藤直樹在ダッカ日本大使、早川友歩JICAバングラデシュ事務所長、MANシディックDMTCL社長らと報道関係者が、ウッタラ中央駅で最高時速100キロで行われた試運転に立ち会った。

クリケットバングラデシュ代表チームの元メンバー2人と現メンバー1人(ハビブル・バシャール、アブドゥル・ラザック、メヒディ・ハサン・ミラズ)は準備の進むセンターを訪問した。

バングラデシュ初のメトロ鉄道であるMRT6号線は、ウッタラ(Uttara)からモティジール(Motijheel)まで、2198.5億タカ(2943.5億円)で建設される。費用の大部分は日本がソフトローンとして出資した。

オバイドゥル・カデル運輸相は8月29日、第1段階のウッタラーアガルガオン間(11.73km)のサービスは2022年末までに開始されると述べた。

[展示センター内]

展示センターを訪れた人は、入口でチケットを購入したり、列車に乗るときに使うカードの残高を補充するプロセスを目にすることになる。

その後、電子チケット改札口を通って展示室に入る。実際は改札で鉄道カードを使い、ゲートが開くと「有料ゾーン」に入って電車に乗ることになる。

内部には車両模型の他、ファームゲートーカルワン・バザール路線のミニチュア展示がある。また、視覚的なプレゼンテーションにより、メトロ鉄道の利用方法が紹介される。

「来年1月のオープンを目指しています」
DMTCLのMANシディック氏は、第1段階で生徒や学生、その後、一般の人が見学できるようになるとした。また、センターを訪問する際は「わずかな料金」を支払う必要があると述べた。

[訪問者のリアクション]
センターを見学したハビブル・バシャールさんは、メトロ鉄道は時間通りに目的地へ運んでくれるのでスケジュール管理ができ、都市民の生活が楽になると述べた。

「メトロ鉄道の話を聞いたとき、何か特別なものを感じました。実際に現場へ行ってみると、とても広いことがわかりました。先進国と同じようにこの国でもメトロ鉄道が運行されることになり、とても興奮しています。この国は前進しています」
アブドゥル・ラザックさんは、こんな大きなプロジェクトサイトは見たことはないと述べた。

伊藤直樹氏は、この取り組みが交通渋滞の解消、時間通りの鉄道運行、最高の安全意識など、バングラデシュに多くの「初体験」をもたらすと述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 17 2021
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/glimpse-whats-come-2231991
翻訳編集:吉本

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