スポーツ用品、販売回復

スポーツ用品、販売回復

【The Daily Star】コロナウイルスの感染者数が激減し、規制が緩和されたことで、若い世代を中心に野外で人が活動するようになり、スポーツ用品ビジネスが復活しつつある。

関連業者らは、ロックダウンされたことでプロ・アマ問わずスポーツイベントが中止になった過去1年半の損失を取り戻すことができるとした。だが、パンデミック前のレベルに戻るには、少なくとも1年はかかると予測する。

スポーツ用品販売店にとって11月、12月、1月は最盛期だ。トレーダーによると、スポーツ用品の60%以上がこの3カ月間で販売されるという。

バングラデシュ・スポーツ用品製造輸入業者協会は、国内のスポーツ用品市場は150~200億タカ(199.8億~266.4億円)で、およそ5万人が直接雇用されているとした。

若者に人気の高いクリケットやバドミントンなどのスポーツ用品に高い需要がある。

市場関係者によると、冬になると都市部でも農村部でもこの2種類のスポーツを好む愛好家がいるため、たくさんの関連用具が売れるという。その他、サッカーやバレーボール、バスケットボール用品なども購入されている。

ダッカ地域以外の商人によると、現在、バドミントン用品の需要はクリケットよりもはるかに高いという。

「バドミントン用品の需要が非常にあります。その他、Tシャツやクリケットグッズもよく売れています」
クルナ(Khulna)にあるスポーツ用品店のミザヌル・ラーマン社長は述べた。

「ロックダウン期間中、店舗は4カ月間閉店していました。収入がないにも関わらず、スタッフの給料や店舗・倉庫の賃料は定期的に支払わなければならず苦労しました。ロックダウンが解除されたことで、ビジネスは回復してきました」
25年間スポーツ用品ビジネスに携わってきたシレット(Sylhet)のスポーツ用品店SNPのランゴラル・タルクダー社長は述べた。

ラジシャヒ(Rajshahi)にあるサジブ・スポーツのシャヒフル・ラーマン・サジブ社長は、卸売価格が高騰したため、スポーツ用品の価格が上がったという。以前はシャトルコックを80~100タカ(107~133円)で売っていたが、現在は120タカ(160円)だという。

ドルがタカに対して高くなったことや法外な送料がかかるため、スポーツ用品価格は15~20%上昇している。

そんな中、各地で大会が開催されている。

例えば、ダッカでは18日、報道記者協会の年に1度イベント、クリケットトーナメントが行われ、52のメディアが参加した。同協会はパンデミックの影響で過去18カ月間、会員向けのスポーツイベントを開催することができなかった。

バングラデシュ・スポーツ用品製造輸入業者協会のMRシャミム・ポトオリ会長は、現在、業界は実質的に良い状態にあるという。
「ビジネスが回復してきて、銀行ローンの返済がスムーズになりました」

Bangladesh News/The Daily Star Nov 19 2021
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/sporting-goods-sales-rebound-2233736
翻訳編集:吉本

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