
【Financial Express】カルナフリー・ドライ・ドック社(KDDL)がチャトグラム(Chattogram)県アンワラ(Anwara)郡に建設中の国内初の民間ドライドックは、2024年までに完成する見通しだ。
建設は昨年7月始まった。
容量1万DWT(載貨重量トン)のドライドックとコンテナ港は、カルナフリードック経済特区(SEZ)で建設される。
KDDLは大型船の建造・修理とチッタゴン港のコンテナ処理能力の向上を目的として、アンワラ郡の約45エーカーの土地に220億タカ(293.4億円)を投じてドライドック経済特区を建設中だ。
約45エーカーの土地のうち、バングラデシュ経済特区庁(BEZA)はすでに20.98エーカーを割り当て、残りはKDDLの土地となる。
KDDLのMAラシッド社長によると、国内には2015年創業の2万DWTの能力を持つ国営チッタゴン・ドライ・ドック社(CDDL)のドックがあるが、運営は海軍が行っているという。
建設中のドックは全長253メートルまでの船舶に対応するように設計されている。また、ドック床はより小型の船舶が「中心から外れた位置」にドッキングできるよう設計されている。
KDDLは船舶が何日も停泊する必要がないよう4カ所の桟橋を計画、すでに2カ所が稼動している。
チッタゴン港には、バングラデシュ海運公社(BSC)や個人船主の船30隻など、年間約3千隻の船が出入りしている。また、登録は外国でもバングラデシュ人船主の船も多くある。
これらの船は、2~3年ごとに修理することが義務づけられている。だが、CDDLのキャパシティには限界があるため、小型船舶は国外で修理することが義務付けられてきた。
民間ドライドックが完成すれば小型船舶の修理が可能になる。つまり、バングラデシュは莫大な外貨を節約できることになる。
Bangladesh News/Financial Express Jan 20 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/first-private-dry-dock-in-bangladesh-likely-by-2024-1642652433
翻訳編集:吉本