【The Daily Star】メトロ鉄道の全長20.1㎞の高架橋の建設は今月末に完了する見込みだ。国内初のメトロ鉄道プロジェクトにとって大きな前進となる。

プロジェクト関係者は25日、国民記者クラブ近くの2カ所の橋脚間の箱桁橋のみ未設置だが、この作業は数日中に完了する見込みだと述べた。

プロジェクト実施機関であるダッカ大量高速輸送社(DMTCL)のMANシディック社長は、事前計画では高架橋全体の建設は今月中に完了する予定だとし、そのうえで、本日コンサルタント関係者との会合が開かれ、正確な完成日が明らかになると述べた。

正式には大量高速鉄道6号線またはMRT6号線（Line-6)と呼ばれる高架鉄道は、ウッタラ(Uttara)3区とモティジール(Motijheel)間で建設中だ。

このうち、ウッタラーアガルガオン(Agargaon)間は今年12月16日（戦勝記念日）に部分開通する予定だ。DMTCLの発表によると、全線開通は2023年12月とされる。

開通後は1時間に6万人の移動が可能になり、ウッタラｰモティジール間の所要時間が約2時間から40分に短縮される。

プロジェクトの当初の費用は2198.5億タカ(2920.9億円)だったが、昨年コムラプール(Kamalapur)までの路線延長や、出入りを便利にする駅前の歩道建設などの追加工事として、1148.7億タカ(1526.2億円)が追加要求された。

この追加要求が承認されれば、総費用は3347.2億タカ(4447.1億円)となり、工事期限は当初より1年半長い2025年12月までとなる。

昨年12月までの建設工事の進捗率は、第1期工事のウッタラからアガルガオンまでが90.08％、第2期工事のアガルガオンからモティヒールまでが73.08％、全体では74.04％だった。

また、線路などの設置や車両調達は70.91％の進捗率だった。

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メトロ鉄道全高架橋今月完成