バイク需要高まる

バイク需要高まる

【The Daily Star】バングラデシュのバイク愛好家の間では、エンジン容量の大きいバイクの需要が高まっている。これらのモデルの安全性が高まり、価格も安くなってきたためだ。

昨年、150ccバイクの需要は30%、125ccは13%の伸びを示した。また、100から110ccのバイクは16%伸びたと市場関係者は述べた。

だが、市場シェアでは低容量エンジンのシェアが依然として約55%と、半分以上占めている。

販売台数の伸びという点では、2021年は他のセグメントに比べてより大きな排気量を持つバイクの需要が高かったと、ヤマハ現地代理店ACIモ―ターズのサブラタ・ランジャン常務取締役。排気量の大きいバイクは価格引き下げに加え、登録手数料の引き下げで販売台数が伸びたという。また、150ccバイクは安全で快適なため、顧客に好まれていると述べた。

さらに、125ccバイクと同じ価格で150ccを購入できることが大きいという。125ccバイクの価格は約20万タカ(26.7万円)だが、基本的に150ccも同じ価格だ。
「2021年に経済が正常に戻ったので、2020年より売上は伸びました」

ランジャン氏は、他に不測の経済災害がない限り、バイクの需要は2030年まで毎年20~25%成長すると分析した。

バングラデシュ道路交通局(BRTA)のデータによると、2021年のバイクの販売台数は合計37万5252台で、前年の31万1016台に比べて21%増加した。月間販売台数は2020年が2万5918台で2021年は3万1271台だった。

バングラデシュ国内での製造・組立への投資を促したパンデミックがもたらした課題を克服することで成長予測を達成できると、市場関係者は楽観視する。彼らによると、2019年は前年の4千台から25%増の約5千台のバイクが販売されたが、2020年にはコロナパンデミックの影響で販売台数が減少したという。

「2021年はすべてのブランドのバイクが良好な販売成長を達成し、今年もこの傾向が続くと期待しています」
オートバイ製造輸出業者協会のハフィズル・ラーマン・カーン会長はいう。

カーン氏は、自動車部門の成長を支援するため、政府が20年間の税制優遇措置を講じていることから、市場の発展について楽観的な見方を持つ。

日本のホンダ、スズキ、ヤマハ、インドのバジャイ、TVS、ヒーロー、そしてバングラデシュのランナー・オートモービルズ、アトラス・バングラデシュ・リミテッド、グラミン・モーターの9社は、急成長する市場で、オートバイ製造と組み立てをほぼ国内で完結できるようにした。

このうち、ランナー、ホンダ、ヒーローは主に個人向けバイクを製造している。

ヒーローのバイクを組み立てるニトル・ニロイ(Nitol Niloy)グループのアブドゥル・マトラブ・アーメド会長は、顧客が情熱ではなく必要性に応じてバイクを購入するため、100から110ccのバイクの需要はまだ大きいとした。

バングラデシュ・ホンダのシャー・ムハンマド・アシェカー・ラーマン財務商業部長も、低容量エンジンの市場シェアは125ccや150ccのバイクに比べて高いとした。

Bangladesh News/The Daily Star Jan 27 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/high-engine-capacity-bikes-see-faster-sales-2948231
翻訳編集:吉本

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