国営ジュート工場民間に貸出

国営ジュート工場民間に貸出

【The Daily Star】長年に渡る多額の損失に終止符を打つため、バングラデシュ・ジュート・ミル公社(BJMC)が、国営ジュート工場25社を閉鎖してから1年半後、政府は天然繊維を扱う国営企業の近代化の一環として、2つのジュート工場を民間企業に貸し出した。

チャットグラム(Chattogram)県のカルナフリ・ジュート工場はユニテックス(Unitex)グループに、ナルシンディ(Narsingdi)県のバングラデシュ・ジュート工場はベイ(Bay)グループに、20年契約で貸し出された。

繊維・ジュート省のMdアブドゥル・ロウフ次官は、1カ月半以内に稼働することを期待していると述べた。

2020年7月、政府はBJMCが100%の賃金を支払う2万5千人の労働者が働く国営ジュート工場25カ所の閉鎖を決定した。

その後、17工場の貸し出しを検討しているとして、民間企業に投資を求めた。

BJMCは国内外の投資家から55件の提案を受けたが、基準を満たしたのは14件だった。同公社は5カ所の工場に5人の投資家を選定。ロウフ氏は2月中に残り3カ所の工場を貸し出せるとしている。

ジュート工場では、機械の状態を調べるための調査が行われた。

ロウフ氏は民間企業は時間を無駄にしたくないため操業開始に積極的だとし、今月中に残り12カ所のジュート工場の入札を行う予定だと述べた。

BJMCのMdナシムル・イスラムGMによると、ベイグループの関連会社ジュート・アライアンスは前払い賃料として9600万タカ(1億2821万円)、ユニテックスグループは24カ月分の賃料として5280万タカ(7051万円)支払ったという。掛金やその他支出は投資家も負担することになる。

BJMCは、投資家が条件を遵守しているかを監督する機関として機能する。投資家はBJMCから同意を得た上で、機械の更新を行うことができるという。

ユニテックスグループのモハマド・アリフ最高財務責任者は1カ月以内に操業を始める予定だとし、すでに必要な労働者を集めたという。同社は国内外市場向けにジュート製品を生産する予定だ。

Bangladesh News/The Daily Star Feb 2 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/two-state-jute-mills-leased-private-sector-2952561
翻訳編集:吉本

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