紙・紙製品輸出が伸長

紙・紙製品輸出が伸長

【Financial Express】現会計年度当初7カ月間(7~1月)の紙・紙製品製造業の輸出収益は、パンデミックの影響からの回復を示すように大幅な伸びを示した。

輸出促進局(EPB)のデータによると、前年同期比34.56%増となる5330万ドル(61.5億円)をもたらした。この輸出実績は、EPBの目標である4268万ドル(49.2億円)よりも24.88%高い数字となる。

業界関係者によると、バングラデシュは様々な種類のティッシュや包装資材などの紙製品を大量に輸出している。

製紙工場経営者のアブドゥル・ジャバー・カーン氏は、コロナ禍で落ち込んだこの産業はほぼ正常軌道に戻ったと述べた。

「輸出収益の増加は、人件費の低下と他国からバングラデシュへの工場移転を背景に急成長する製紙業界が好転した兆しです」
アジア製紙のカーン社長は、国内製紙会社が生産能力を拡大し、世界に進出していることから、輸出収益は今後さらに伸びると予測した。

輸出データによると、製紙業界の輸出収益は2018-19年度の8173万ドル(94.3億)から、パンデミックが発生後の2019-20年度には7797万ドル(89.9億円)にまで落ち込んだことも明らかになった。

2016-17年度は5687万ドル(65.6億円)、2017-18年度は7576万ドル(87.4億円)だった。

情報筋によると、国内製紙会社には10%の現金奨励金が出ている。

現在バングラデシュは、米国、英国、マレーシア、シンガポール、韓国、インド、ネパール、ブータンなど、50カ国以上に紙と紙製品を輸出している。

バングラデシュ製紙工業協会(BPMA)のデータによると、登録された105カ所の製紙工場のうち、約70カ所の民間製紙工場が操業している。また、そのうちの複数の工場は国内外のニーズに応えるため、新しい種類の紙製品の生産能力を増強した。

国内紙市場の規模は約500億タカ(670.5億円)と推定され、近年は年率5.0%以上の成長を記録する。製紙会社は7千億タカ(9387億円)を投資し、年間150万トンの生産能力を持つが、国内の紙製品の需要は約60万トンだ。

一方、様々な種類の紙およそ30万トンが輸入されている。

Bangladesh News/Financial Express Feb 14 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/exports-of-paper-products-see-robust-growth-1644809301
翻訳編集:吉本

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