被災者の56.5%が悪化

被災者の56.5%が悪化

【Financial Express】最新調査によると、ラナ・プラザ事故の被災者の56.5%が身体的健康状態が悪化していることが明らかになった。昨年は14%だった。

事故から9年目を迎えるにあたり、アクション・エイド・バングラデシュが調査を行った。健康状態が悪化していると答えた人は腰痛や頭痛、手足の痛みなどを問題として挙げた。

これまでの調査では被災者の身体的健康状態は徐々に改善されてきたが、新型コロナにより、その苦しみはさらに悪化した。

一方、33%は多少なりとも安定しており、10.5%は完全に安定していた。

心理社会的健康状態については、48.5%がいまだにトラウマを抱えていることが明らかになった。昨年は12.5%だった。

一方、31%が多少なりとも安定しており、20.5%が完全に回復していた。

被災者の現在の失業率は53%で、47%はさまざまな種類の賃金や自営業に従事していたが、身体的状態から長時間働くことができないため、頻繁に仕事を変える傾向があった。

被災者の14.5%は衣料品製造に戻り、8%は仕立て仕事に従事する。一方、多くは家事労働、日雇い労働、農業、販売、運転など他の職業に移っていた。

一方、コロナパンデミックの影響で、ほとんどの被雇用者の収入は激減していることがわかった。

被災者の63.5%は、パンデミック期間は毎日の食料を買うお金がなかったと述べた。また、51.5%は家賃が払えないとし、22.5%は育児をする余裕がなかったと答えた。

さらに、36%が世帯収入が5千タカ(7074円)以下、34%近くが1万~1万5千タカ(1万4148~2万1221円)で生活していた。

支出は被災者の約35%が1万タカ以上、約30%以上が1万5千タカ以上だとし、主な内訳は食費、次いで家賃、子どもの教育費、治療費の順だった。

Bangladesh News/Prothom Alo Apr 18
https://en.prothomalo.com/bangladesh/rana-plaza-tragedy-57pc-of-injured-workers-health-deteriorates
翻訳編集:吉本

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