【Financial Express】ハシナ首相はコックスバザール開発公社が新しく建設した環境に優しい多層階オフィスビルの落成式にオンラインで参加し、コックスバザール(Cox’s Bazar)を世界的な観光地にするため、自然の美しさを維持しながら全体的な開発を確実にするプロジェクトを実施中だとし、無秩序に建物を建設しないよう求めた。
また、国内外の観光客を惹きつけるため、国際基準に則った計画的な開発基本計画を作成するよう既に指示したと述べた。
「コックスバザール海岸の開発プログラムは、レンガや木材だけでなく、自然、環境、生物多様性を統合するものでなければなりません」
ハシナ首相は関係当局に対し、開発計画を立てるときは自然の美しさや環境、生物多様性の維持に焦点を当てるよう要請した。
また、1991年のサイクロンを念頭に置かなければならないとし、サイクロンや高波から守るために世界で最も長く美しいビーチに沿ってタマリスクの木の森を作ることを訴えた。
「これが計画的にできれば、80マイル120キロの長さのビーチに森を作るのは大変なことではありません。私たちは環境を守らなければならないのです」
首相は自然災害から国民を守るために自然保護の必要性を強調した。
また、コックスバザールと国内各地を結ぶために道路、鉄道、航空網を整備し、観光客のための通信手段を確保することに取り組んできたとし、すでにシレット(Sylhet)とコックスバザール間の運航を開始、ボリシャル(Barishal)やラジシャヒ(Rajshahi)、サイエドプール(Syedpur)などの国内空港からのフライトを段階的に開始するよう取り組んでいるとした。
さらに、コックスバザール空港が国際航空路線上にあり、その地理的位置から東部および西部行きの航空機の給油拠点になるとし、かつて給油場所が香港、タイ、シンガポールと移り、現在はドバイだとしたうえで、今後、コックスバザールが国際航空路線の給油場所になるだろうと述べた。
政府はすでにダッカ-チャトグラムハイウェイを建設し、現在、チャトラム-コックスバザールハイウェイを建設している。また、チャットグラムのドハザリからコックスバザールのグムダムまでの鉄道建設も進行中だ。
首相は、コックスバザールを魅力的な世界的観光都市にするために、モヘシュカリ(Maheshkhali)、テクナフ(Teknaf)、ソナディア(Sonadia)、シャウパリ(Shah Pari)、クツブディア(Kutubdia)、セントマーティン(Saint Martin)など島しょ部全体の開発のための特別プログラムを実施していると述べた。
また、すでにコックスバザールからテクナフ海上航路を建設し、チャットグラム(Chattogram)まで拡大する計画だとした。
「私は他のどこよりコックスバザールに国際会議場を建設したいと思っています。観光客を集め、国際的なセミナーを開催するため最適な場所になるでしょう」
首相はコックスバザールに国際クリケットスタジアムや国際トーナメントを開催するためのサッカースタジアムを建設することも決定しているとした。
政府は、ブルーエコノミーの潜在力を引き出すための効率的な労働力を構築することを目的とした海洋アカデミーの他、ボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブル・ラーマン海洋大学を建設した。
首相はバングラデシュ海洋研究所を建設し、莫大な資金と熟練した人材を必要とする海の水族館の建設を計画しているとし、国内には水族館を運営するための熟練した人材が不足しており、政府はこの点について対策をとっていると述べた。
Bangladesh News/Financial Express May 18 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/national/pm-stresses-building-coxs-bazar-as-global-tourist-city-1652874293
翻訳編集：吉本