日本は潜在的な雇用市場

日本は潜在的な雇用市場

【Financial Express】日本は雇用機会と質の高い移住を促進することができるため、バングラデシュ人労働者の潜在的な市場として浮上してきた。

労働者雇用訓練局(BMET)の担当者は、魅力的な就職先である日本に多くの労働者を派遣することで、この機会を活用することを優先しているという。

BMETのMdサラウ・ウディン課長(訓練業務担当)は、バングラデシュは来年、さまざまな分野で少なくとも3千人の労働者を日本へ派遣することを目標としていると述べた。

2017年、バングラデシュの海外居住者福利厚生・海外雇用省と日本の国際人材開発機構(IMジャパン)は、バングラデシュ人技能実習生を日本で訓練するための協定に調印した。

一方、両国政府は2019年8月、特定技能労働者(SSW)の採用に関する協力覚書(MoC)に調印した。

MoC調印に伴い、バングラデシュは日本への技能労働者派遣の9番目の派遣元国として登録された。

世界第3位の経済大国である日本は、2025年までに約34万5千人の外国人労働者を必要とする。

2019年のMoC調印に伴い、日本は2つのカテゴリーのもと、14の分野・産業でバングラデシュ人人材を雇用することになった。

だが、コロナ禍により、技能実習生を送る行為はほとんど停止したままだった。担当者によると、現在は徐々にペースを取り戻しつつあるという。

IMジャパンとの協定により、これまで178人のバングラデシュ人青年が技能実習生として日本へ渡り、建設や介護の現場で働いている。7月には合計53人が日本へ向かう予定で、さらに345人が待機中だ。

月給16万円から19万円の技能実習生の渡航費用は、雇用主が負担している。

政府はSSWの採用に関するMoCに基づき、日本の関係当局と技能労働者の派遣についてやりとりを始めた。

現在、国内の合計32の技術研修センター(TTC)が日本語コースを運営する権利を有する。

「日本行きの労働者に必要な14の職業の技能訓練を開始するよう、すでにTTCに書簡を送りました」
ウディン氏は、バングラデシュでの技能評価試験を許可するよう日本当局に要請しており、許可されればSSW派遣をすぐに開始できるとした。今後1年で3千人のSSWと技能実習生を日本へ送ることを期待しているという。

対象は、介護、ビル清掃管理、機械部品・工具、産業機械、電気、電子・情報、建設、造船、自動車整備、航空、宿泊、農業、漁業・養殖、食品・飲料の14分野・業種。

日本語の能力試験と各業務に必要なスキルが、日本向けSSW選考の基本条件となる。

オビバシ・カルミ・ウンナヤン・プログラム(Ovibashi Karmi Unnayan Program :OKUP)のシャキール・イスラム会長は、日本は移民労働者の発達した雇用市場であるため、政府に対し、労働者派遣を重視するよう提言したという。

この制度は、熟練労働者の標準的な職業を確保し、バングラデシュの送金所得を高めるのに役立つと、イスラム氏はコメントした。

Bangladesh News/Financial Express Jun 20 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/japan-turns-a-potential-job-market-for-bangladesh-1655525246
翻訳編集:吉本

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