【Financial Express】輸出振興局（EPB）の情報筋によると、衣料品部門の記録的な輸出のおかげで、バングラデシュの年間輸出が初めて500億ドル(6兆8056億円)を超えたという。

現会計年度（2021-22年）7～5月、バングラデシュは商品とサービス輸出で471億7000万ドル(6兆4204億円)を売り上げていたが、EPBは今月25日、32億ドル(4356億円)相当の衣料品が輸出されたことを確認したという。

最終的な輸出収益は、7月初めにEPBから発表される。

EPBのAHMオウサン副局長は、輸出は通常5月と6月にわずかに減少するが、それにも関わらず、今年度の商品輸出は500億ドルを超えるだろうと述べた。

さらに、サービス輸出を加えれば、今年度は580億ドル(7兆8945億円)を超え、記録を更新する可能性があるとした。

オウサン氏は、世界的なインフレとロシア・ウクライナ戦争にもかかわらず、輸出の好調なトレンドは来年10月まで続く可能性があると補足した。

政府は、2021-22会計年度当初から政府主導で衣料品産業を開放し、労働者の給与を支払うための刺激的な融資を提供するなど、輸出収入を増やすことに重点を置いてきた。

業界関係者は、EUと米国におけるコロナパンデミック規制の緩和後、バングラデシュは要求されたスケジュール通りに商品を提供したことで膨大な輸出注文を受けたと述べた。

バングラデシュの輸出は2018-19会計年度に400億ドル(5兆4445億円)を記録したが、コロナパンデミックにより2019-20会計年度には336億7000万ドル(4兆5829億円)まで落ち込んだ。翌、2020-21会計年度には再び387億6000万ドル(5兆2757億円)まで回復していた。

一方、現会計年度は輸入支払いも記録的な年となり、国の国際収支の貿易赤字は増加することになる。

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輸出収益 500億ドル超え