プラスチック製品輸出拡大

プラスチック製品輸出拡大

【Financial Express】輸出市場の多様化はバングラデシュがより高い軌道で発展していく過程で不可欠と考えられているが、プラスチック製品を軸に新たな局面を迎えた。

輸出振興局(EPB)のデータによると、現会計年度(2022-23年度)の第1四半期(7-9月期)、国内製造業者は前会計年度同期56.55%増の4814万ドル(71.7億円)相当のプラスチック製品を輸出した。

商業省関係者は、現会計年度のプラスチック製品輸出総額は2億ドル(298億円)を超える可能性があるとみる。

「プラスチック製品は、バングラデシュの対外貿易バスケットに占める割合は小さいものの、輸出製品の80%を占める衣料品や繊維製品への依存から脱却し、輸出の多様化においてバングラデシュに新たな希望をもたらしています」

メーカ側は、世界のプラスチック市場の規模は約5700億ドル(84.9兆円)と巨大で、現在、年率平均20%で成長していると述べた。

商業省担当者によると、現会計年度のプラスティック製品の輸出額目標は2億ドル(298億円)だという。

本紙の分析によると、2020会計年度、コロナパンデミックの影響を受けてプラスチック製品の輸出が減少したにもかかわらず、翌年度(21会計年度)に高い成長率で回復していることが分かった。

EPBのデータによると、ポリエステルの一次製品も好調を維持、今年度第1四半期に1182万ドル(17.6億円)相当の製品を輸出した。また、PVCバッグも好調で、第1四半期の出荷収益は前年同期44.58%増、733万ドル(10.9億円)だった。

主な輸出先はインド、ベトナム、台湾、中国だ。

バングラデシュプラスチック製品製造輸出業者協会(BPGMEA)のシャミム・アーマド会長は本紙に対し、今年度末の輸出収益が2億ドルを超えることを期待していると述べた。
「ロシアーウクライナ戦争に伴う世界的な経済危機は私たちのビジネスに影響を与えましたが、それでも目標達成に望みをつないでいます」

「国の輸出バスケットを多様化したいのであれば、輸出の前年比収益が伸びているプラスチック製品は良い選択肢になり得ます」
政策対話センター(CPD)主任研究員のKGモアッゼム博士は、生産と輸出を拡大するには、政府が国内外からの投資を促進する必要があるとしたうえで、プラスチック製品製造業者のための経済特区設立の必要性を訴えた。

Bangladesh News/Financial Express Oct 22 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/plastic-products-pivot-export-expansion-1666413453
翻訳編集:吉本

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