【Financial Express】バングラデシュ初の川底を通る高速道路ボンゴボンドゥ・シェイク・ムジブル・ラーマン・トンネルの全作業が11月1日に完了。政府関係者は来月に車両通行が可能になるだろうと述べた。
「国内初のボンゴボンドゥ・トンネルは、今年12月に一般交通行できる見込みです」
プロジェクト・ディレクター(PD)のハルヌル・ラシッド氏は述べた。
バングラデシュと中国が共同で11億ドル(1534億円)の資金を提供し、バングラデシュ橋梁庁(BBA)が実施した9.39キロメートルの多車線トンネルは、2017年10月14日に工事が始まった。
当初、プロジェクト費用は988億タカ(のちに1037.4億タカに修正)と見積もられ、そのうち約半分は中国輸出入銀行が融資した。チャットグラム港の生命線であるカルナフリ川の水面下3.4キロメートルに直径11メートルの2本の高速道路を建設、川の両岸には5キロメートル超の連絡道路も建設された。
開通すればバングラデシュ南東地方のゲームチェンジャーとなり、国内の他の地域との接続問題の解決策となる。また、中国の一帯一路構想の一部となり、国をまたぐ輸送回廊計画における重要な一部になると関係者は述べた。
開通までにはトンネル内を自由に走行できることなどの問題をチェック、確認した上で、正式に開通させる予定だ。
このプロジェクトの一環として、長さ740メートルの橋が建設され、主要港湾都市(チャットグラム)とカルナフリ川の西側、工業化の進んだ川の東側とアンワラ郡が結ばれた。
トンネルはチャトグラムーコックスバザール間の通信を容易にすることやカルナフリ川にかかるシャー・アマナット橋など2つの橋の交通渋滞の緩和が期待される。
それにより、チッタゴン港のビジネス活動を後押しし、GDPの成長にも貢献するだろうと、チッタゴン港湾局の関係者は述べた。
チッタゴン商工会議所(CCCI)のマハブブル・アラム会長は、トンネル開通後、チャトグラムを含む南東県の通商や投資の増加に繋がるだろうと述べた。
また、チャトラムとコックスバザール間の移動時間を短縮し、港湾都市からチャトラム管区の他県に向かうダッカ-チャトラム高速道路の交通渋滞を緩和するとした。
Bangladesh News/Financial Express Nov 12 2022
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/bangabandhu-tunnel-opens-to-traffic-next-month-officials-1668225774
翻訳編集:吉本