車両基地建設でJVと契約

車両基地建設でJVと契約

【The Daily Star】23日、メトロ鉄道プロジェクトを実施するダッカ大量高速輸送社(DMTCL)は、国内初の地下鉄(大量高速輸送MRT1号線)建設に向けた車両基地開発のため、日本とバングラデシュの合弁会社(JV)を指名した。

DMTCLはダッカ市内のホテルで、日本の東急建設株式会社とバングラデシュのMax Infrastructure LtdのJVと契約を結んだ。

各社を代表して、DMTCLのMANシディック社長とプロジェクトディレクターのアブル・カシェム・ブイヤン氏、東急建設の小西雅和執行役員国際事業部長、MAX Infrastructureのグラム・モハンマド・アロムギール会長が署名した。

東急建設はディアバリにある国内初のメトロ鉄道(MRT)6号線の車両基地エリアの開発に、マックス(MAX)はバングラデシュ鉄道や道路ハイウェイ局の複数のプロジェクトに携わってきた。

関係者によると、JVはナラヤンゴンジ県ピタルゴンジに建設する車両基地の「土壌改良と土地開発」作業を910日以内に60億7650万タカ(83.4億円)で行うことになっている。

このうち8億1830万タカ(11.2億円)は政府資金、52億5830万タカ(72.2億円)は日本の融資で調達される。

交通分野最大のインフラプロジェクトMRT1号線(総予算5256億1430万タカ:7216.7億円)の建設作業は、車両基地の土地開発から始まる。

DMTCLは以前、駅舎の建設作業は今年12月に始まるとしていたが、シディック氏は、請負業者の複数の手続きを完了させた来年1月末か2月初旬に開始する予定だと述べた。

MRT1号線プロジェクトの期限は2026年で、ハズラット・シャージャラル国際空港からコムラプールまでの19.87キロメートル(地下鉄部分)と、ノトゥン・バザールからプルバチャルまでの11.36キロメートル(高架部分)の2部構成となっている。この31.24キロメートルの路線が出来上がると、毎日80万人の乗客を運ぶことができる。

政府は交通渋滞や公害を緩和するため、首都および隣接地域に2030年までに約130キロメートルのメトロ鉄道網(高架と地下部合わせて)6路線を建設する計画だが、MRT1号線は2番目の路線となる。

契約調印式では、伊藤直樹駐バングラデシュ日本大使、JICAバングラデシュ事務所の市口智秀所長らもスピーチを行った。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 24 2022
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/jv-appointed-develop-depot-area-3177891
翻訳編集:吉本

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