デング熱患者、ようやく減少

デング熱患者、ようやく減少

【The Daily Star】11月中旬からデング熱患者数が減少し始めたため、専門家らは市に対し、年間を通じて熱帯縞蚊を駆除する包括的な計画を立てるよう促した。

一方、29日に3人のデング熱患者が死亡したことで、死者数は250人に上った。

バングラデシュ国立大学の昆虫学者GMサイフル・ラーマン氏は、11月になったとはいえ、デング熱患者はまだおり、この傾向は続くだろうと述べた。

「これはデング熱ウイルスがまだ存在していることを意味します。ウイルスを死滅させるには、蚊の成虫を殺すことが非常に重要です。ウイルスを持った蚊が1匹でも生きていれば、さらに感染する可能性が持続するのです」

サイフル氏は、関係当局はすでに特定した蚊の繁殖地を監視し、今後1カ月は蚊の駆除を続ける必要があるとした。

また、蚊の発生を防ぐには市民を巻き込むことが必要で、そのためには市民を訓練し、蚊の発生を防ぐ活動に参加させる必要があると述べた。

「政府は熱帯縞蚊の状況に対処するための組織や方針を策定しなければなりません。また、来年大発生した際に困らないよう、発生が少ない時期からすべての物流を管理する必要があります」

「我々は繁殖場所を見つけることができませんでした。今年の経験を生かし、発生前の段階から積極的に活動しなければなりません」

「効果的な殺虫剤を導入し、登録制にして、最新の霧吹きと一緒に使ってもらう必要があります。この点について何度も市役所に助言してきましたが、全く関心を示しませんでした」

サイフル氏は監視が重要であり、これらの活動が効果的に行われているかどうかをチェックするために、当局が監視室を設置する必要があるとた。

「デング熱は今年すでにピークを迎え、減少に転じています。しかし、患者数はまだ膨大です。当局は蚊を抑制する活動を続ける必要があります」
昆虫学者のマンズールAチョードリー氏も述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 30 2022
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/dengue-cases-ease-last-3183171
翻訳編集:吉本

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