【Financial Express】昨年12月の輸出は前年同月比9.33％増の53億7000万ドル(7043億円)となり、これまで月別で過去最高だった11月を上回り、過去最高を更新した。

一方、政府が設定した54億2000万ドル(7109億円)の目標にはわずかに及ばなかったと、bdnews24.comが輸出振興局(EPB)が2日発表したデータを引用して報じた。

2022-2023会計年度当初6カ月間(7-12月)の輸出額は273億1000万ドル(3兆5819億円)で、前年同期比10.58％増となっている。

12月は輸出をリードするアパレル産業が好調に推移した。この半年間のアパレル輸出額は、前年比15.56％増の約230億ドル(3兆166億円)となった。

ニット製品が126億7000万ドル(1兆6619億円)で前年同期比13.42％増、織物製品が103億4000万ドル(1兆3563億円)で18.29％増だった

その他の重要な輸出品目は皮革および皮革製品で6億3720万ドル(835.8億円)、前年同期比13％増だった。

ジュートおよびジュート製品の輸出は前年同期比17.65％減の4億8588万ドル(637.3億円)だった。農産物輸出も前年同期比23.26％減の5億191万ドル(658.4億円)だった。

多くの衣料品輸出業者は、輸出の新たな水準を「奇跡」と表現している。衣料品工場経営者らは、世界の小売業者からの購入注文が減速しているにもかかわらず、輸出が過去2カ月で最高を記録したため、希望が見えてきたとした。

バングラデシュニット製品製造輸出業者協会のモハンマド・ハテム会長は、12月の記録的な輸出は多くの心配事がある中で希望に満ちたニュースだと述べた。

「私たちの状況は決して良いとは言えませんが、これは明るい兆しです。世界全体が騒がしい状況ですが、バングラデシュの衣料品輸出は希望を与えています。バングラデシュはこれまでこれほど輸出をしたことはありません。輸出が増えれば、この国のドル危機も緩和されるでしょう」

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12月輸出額過去最高更新