【The Daily Star】2022-23会計年度(FY23)の当初7カ月(7ｰ1月)、年次開発計画（ADP）に基づく8つの最優先プロジェクトは進展したが、その他のプロジェクトは遅延した。

そのため、政府は前回の国家経済会議（NEC）において、ADP改訂版で最優先プロジェクトの割当額を修正した。

計画省のデータによると、7カ月間で8プロジェクトに割当てられた44.21%が使われたが、ADP全体の実施率は28%にとどまった。つまり、割当3257.8億タカ(4150億円)に対し、期間中の支出は1440.3億タカ(1860億円)だった。

■ループプール原子力発電所
FY23の配分は1339.5億タカ(1730億円)で、30％にあたる402.1億タカ（519.2億円)が支出された。

ADP改訂版では、割当は1113.9億タカ(1438.3億円)に減額された。

政府はロシア政府と協力して、支払いを容易にすることに取り組んでいる。省庁担当者によると、課題はあるものの、物理的な工事はスケジュール通りに進んでいる。

■パドマ橋
すでに車両の移動は可能となったが、河川改修など、最終的な仕上げはまだ行われていない。

総プロジェクト費用3019.3億タカ(3899億円)のうち、1月まで約96％が費やされた。

FY23の配分は220.2億タカ(284.3億円)だが支出は81億タカ(104.6億円)にとどまっている。割当は140.2億タカ(181億円)に修正された。

■ダッカメトロ鉄道
正式名称は「ダッカ大量高速輸送開発プロジェクト6号線」といい、プロジェクトの実施は本格的に進んでいる。

昨年12月28日、シェイク・ハシナ首相が開通式を行い、翌日から一般開放された。

当初はウッタラからアガルガオまでを無停車で運行したが、その後、パラビ、ミルプール10区、ウッタラ中央の3駅に停車するようになった。

政府は今年12月に全線開通を目指している。

プロジェクト予算は288.3億タカ(372.3億円)で、当初7カ月で295.7億タカ(381.8億円)が費やされた。割当は304.9億タカ（393.7億円）に修正された。

■モヘシュカリｰマタルバリ統合インフラ開発
5185.4億タカ(6695.5億円)のプロジェクトは、1月までに72％の物理的作業の進展があった。

FY23の割当額は655.4億タカ(846.3億円)だったが、7カ月の支出はその3分の1の192.6億タカ(248.7億円)だった。

物理的作業に進展があったため、改訂ADPでは割当が749億タカ(967.1億円)に増額された。

■パドマ橋鉄道リンク
3924.6億タカ(5067.5億円)のプロジェクトは、支出に比べ、物理的作業が進んだ。

今年1月現在、2639.5億タカ(3408.2億円)の支出に対して、物理的作業の進捗率は71％だった。

FY23の割当は580.9億タカ(750.1億円)で、54％にあたる318.1億タカ(410.7億円)がすでに支出された。そのため、修正後の割当は590.9億タカ(763億円)とわずかに増加した。

鉄道省の関係者は、政府は橋上で列車運行を始める目標を持っているため、より良いスペースで支出が続けば、割当額はもっと高くなると述べた。

■単線デュアルゲージ鉄道線路
ドハザリからコックスバザールを経てラムーからミャンマー近郊のグンドゥムまでの鉄道建設は、これまでの物理的な進捗率は77％、財政支出は39.37％だった。

プロジェクトは当初から実施に時間がかかっていたが、進捗状況は徐々に改善され、割当は145億タカ(187.2億円)に修正された。

これまで79.1億タカ(102.1億円)が費やされ、FY23は102億タカ(131.7億円)に減額された。

■マイツリー超火力発電所
1月までにラムパルの超火力発電所プロジェクトの物理的作業は91％が完了した。これまでプロジェクト資金の83％に当たる合計1322.6億タカ(1707.8億円)が支出された。

プロジェクトの概算費用は1600億タカ(2066億円)となっている。

■ペイラ深海港
このプロジェクトには437.4億タカ(564.8億円)の資金が投入され、1月現在、物理的進捗率は89％、財務的進捗率は82％に達した。

■その他の巨大プロジェクト
ダッカｰアシュリア高架高速道路の割当は370.2億タカ(478億円)から330億タカ(426.1億円)に、ハズラト・シャージャラル国際空港第3ターミナルは当初の601.9億タカ(777.2億円)から446.9億タカ（577億円）に修正された。

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