2巨頭をしのぐ可能性

2巨頭をしのぐ可能性

【Financial Express】5月4日に発表された国際通貨基金(IMF)の最新評価報告書「地域経済見通し: アジアおよび太平洋」によると、バングラデシュは来年度の経済成長で、アジアの2つの巨大経済国であるインドと中国を追い抜く可能性がある。

一方、今年度の国内総生産(GDP)成長率は、世界第2位の経済大国である中国を凌駕する5.5%になると予測した。

また、バングラデシュ経済は次期2023-24会計年度 (FY24)に6.5%成長するとした。中国は4.5%、インドは6.3%と予測した。

一方、世界貿易市場におけるバングラデシュの競合国ベトナムは、現会計年度5.8%、次期会計年度は6.9%と、バングラデシュよりも高い割合で拡大する可能性があるとされた。

世界的および国内的な経済ショックの中、IMFは最近、バングラデシュのGDP成長予測を6.0%から5.5%に引き下げた。

最新報告書でIMFは「バングラデシュでは、需要管理対策により、2023年の成長率が5.5%に減速する」と述べた。

「パンデミック発生以降の公的債務負担の増加や最近の金利上昇により、アジア全域で財政スペースが縮小することが予測される。財政当局は過去3年間に提供された例外的な支援を解消する過程にあり、その結果、先進国では短期的に大幅な財政再建が行われる。一方、新興国でもバングラデシュとベトナムを除き、ある程度の財政再建が行われる」

「だが、アジアのほとんどの新興国において、2023年の財政収支は中期的な債務安定化レベルを大きく下回る水準にとどまるだろう。さらに、借入コストが現在の予測よりも速く上昇した場合(金融情勢が厳しくなった場合)、債務を安定させるためには、より急な財政調整が必要になる」

「同時に高齢化、格差拡大、パンデミックによる傷跡、気候変動対策に関連した財政圧力は、今後数年間で増加すると予想される。これらの傾向は、信頼できる強固な財政枠組みの必要性を強調することになる」

一方、IMFは、2022年はサプライチェーンの途絶やロシアのウクライナ戦争で不安が増大したため、アジアの持続可能な成長には食料安全保障が不可欠だと指摘。食料不安と闘うための改革として、強固な社会的セーフティネットの整備、必要な国に食料が流れる自由貿易の維持、気候変動に強い農業への投資などの必要性を強調した。

別の世界的な貸し手である世界銀行は2023年度のバングラデシュのGDP成長率を5.2%、ADBは5.3%と予測している。

Bangladesh News/Financial Express May 7 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/bangladesh-likely-to-outshine-two-asian-giant-economies
翻訳編集:吉本

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