医薬品輸出131か国に拡大

医薬品輸出131か国に拡大

【Financial Express】関係者らによると、バングラデシュの製薬会社は医薬品をアジア太平洋地域、ヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、アフリカの131カ国に輸出するなど市場の多様化を進めている。

製薬会社はすでにスリランカやアフガニスタンなどの南アジア諸国だけでなく、世界最大の経済大国で世界3位の外貨収入を誇る米国でもシェアを確保した。

輸出促進局(EPB)のデータによると、昨2022-23会計年度(FY23)、国内の医薬品輸出収入総額1億7542万5千ドル(245.3億円)のうち、米国市場へは1525万ドル(21.3億円)の輸出を行った。

国内製薬会社において最も大きな市場は東南アジアの隣国ミャンマーで、2581万8千ドル(36.1億円)輸出し、全体の14.72%を占めた。

スリランカが2番目に大きな市場で、2191万ドル(30.6億円)の医薬品を輸出した。

3位以下は米国、フィリピン、アフガニスタン、ケニア、カンボジア、ベトナム、パキスタン、ネパール、ジャマイカ、ナイジェリア、デンマーク、ソマリア、オーストラリアが続く。

EPBのデータによると、医薬品輸出額は前会計年度(FY22)の1億8878万ドル(264億円)から7.08%減少するなど、期待された水準に達していないが、市場の多様化は進んでいる。

スクエア製薬のザハンギル・アラム執行役員(財務)は、20年前まで輸出国は30カ国未満だったと述べた。その後、欧米など様々な国への市場拡大を努めた結果、131カ国に広がった。

「当社は東南アジアやアフリカ、米国に良好な市場を築いてきました。現在は南米に拡大しようとしています。南米市場はまだ未開拓地として残っています」

「スクエア製薬はすでにブラジルから認証を取得しているので、南米市場への参入に取り組んでいます」
アラム氏は市場多様化が継続し、今後数年間で国の総輸出量が増加することを期待していると述べた。

市場アナリストでK2Wコミュニケーションズ&リサーチの名誉フェローのアリフル・ラーマン博士は、バングラデシュが医薬品市場を東南アジアやアフリカ、中央アジア、南米諸国にさらに拡大できると見ている。

「国の全体的な外貨収入を増やすことを目的として、政府はより多くの政策と財政支援を提供し、民間企業が医薬品市場の拡大と多様化を促進できるようにすべきです」
ラーマン氏は述べた。

Bangladesh News/The Daily Star Jul 27 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/bd-pharmaceutical-exports-expand-to-131-countries
翻訳編集:吉本

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