融資金利を2.26%に引上げか

融資金利を2.26%に引上げか

【Financial Express】国際協力機構(JICA)は、バングラデシュへの融資金利を1.6%から2.26%に引き上げることを提案した。

bdnews24.comの報道によると、7月に日本が提案を行って以来、バングラデシュ経済関係局(ERD)はJICAに対し、金利を可能な限り低く、少なくとも2%未満に維持するよう働きかけてきたという。

バングラデシュは11月にJICAと第44回融資パッケージ協定に署名する予定のため、新金利は10月までに発効する可能性があると、ERDのAKM・シャハブディン副次官は述べた。

ERD関係者によると、日本はバングラデシュの進行中の3プロジェクトに資金を提供し、そのパッケージに基づく予算支援として3億1千万ドル(450億円)を提供することを保証した。

プロジェクトは、マタバリ超々臨界圧石炭火力発電所、チャットグラム下水道システム開発、シャージャラル国際空港の拡張だ。

バングラデシュは所得の低い後発開発途上国(LDC)として、2015年まで0.1%の金利で日本の融資を受けていたが、下位中所得レベルに達して以降、日本はその割合を徐々に増加させている。

シャハブディン副次官は、日本は借り手との協議後に金利を上げ下げすると述べた。金利は年に2回再調整される。

新型コロナウイルス感染症後のロシア・ウクライナ戦争を巡る世界経済状況を考慮すると、金利は上昇する可能性が高いとシャハブディン氏。この状況は外国や援助機関からの融資金利に影響を与えているとした。

バングラデシュは現在、世界銀行の融資を金利0.75~2.2%で、ADBは1~5%で、IDBは2~4%で返済している。

日本はバングラデシュにとって唯一最大の二国間開発パートナー。独立以来、バングラデシュに300億ドル(4兆3556億円)以上の融資を提供してきた。

Bangladesh News/Financial Express Aug 20 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/jica-proposes-to-raise-interest-rate-to-226pc-for-loans-to-bangladesh
翻訳編集:吉本

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