ハラル市場拡大に協力

ハラル市場拡大に協力

【Financial Express】バングラデシュ商工会議所連盟(FBCCI)とイスラム食糧安全保障機構(IOFS)は世界のハラル市場の拡大に向けて協力する。

この動きの一環として、国際イスラム食品加工協会(IFPA)とFBCCIの間で覚書(MoU)が締結された。

FBCCIのマフブブル・アラム会頭とIOFSのイエルラン・バイドーレット事務局長が21日、両者を代表して協定に署名した。

FBCCIとIOFSはMoU締結前、ハラル製品の入手可能性と市場浸透を強化する計画の概要を説明した。

FBCCIのアラム氏は、ハラル市場はイスラム教徒と非イスラム教徒双方のエリアで成長していると述べた。

また、ハラル産業のかなりの部分がOIC(イスラム協力機構)加盟国によるもので、その額は2020年時点で3兆7000億ドル(538.7兆円)に上るとした。

バングラデシュからは2022ー2023会計年度、8億4303万ドル(1226億円)相当のハラル製品を輸出。 そのうちの70%がイスラム諸国に輸出された。

「国内製造業者や営利企業にハラル認証とエンブレムを提供するため、政府は2007年にイスラム財団の下にハラル認証局(DHC)を設立しました。しかし、国内におけるハラル認証は依然として大きな障害に直面しています」
アラム氏は、国内外のハラル市場で顕著な存在感を確立するため、効果的な努力をしなければならないと述べた。

また、さまざまなOIC機関と協力・調整して、ハラルとして認証しやすくする方法を見つける必要があるとし、国内には大規模でしっかりとした農業部門があるものの、サプライチェーンのインフラが不十分なため、収穫後に重大な損失が生じることが多いと述べた。 それが農業全体の生産性と収益性を低下させている。

さらに、バングラデシュの既存の農業インフラとコールドチェーンを改善するため、OIC加盟国からの協力と投資を重視するとした。

IOFSのイエルラン・バイドーレット事務局長は、バングラデシュの農業生産における革命的な改善を評価した。

「バングラデシュのような加盟国がいることを非常に誇りに思います。農業や食品加工の分野で民間企業との強力なパートナーシップを築きたい」

「世界のハラル市場には可能性があり、大きく成長しています。今がハラル市場を掴む絶好の機会です」
バイドーレット氏は述べた。

「バングラデシュのアグリビジネスは、経済活動の多角化において依然としてほとんど未開拓の分野であり、国内市場と輸出の可能性を開拓するには巨額の海外直接投資(FDI)が必要です」
FBCCIのモンド・アミン・ヘラリー上級副会頭は述べた。

合意に従い、FBCCIはIFPAから会員サービスを受けることになる。これには、IFPA出版物へのアクセス、さまざまなIFPAイベントへの招待、OIC諸国の民間企業間(B2B)での農業・食品協力の確立などが含まれる。

プログラムには、FBCCIのハイル・フダ・チョポル副会頭らも出席した。

Bangladesh News/Financial Express Aug 22 2023
https://thefinancialexpress.com.bd/trade/fbcci-iofs-to-work-together-for-global-halal-market-expansion
翻訳編集:吉本

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