BSEC、投資家監視計画を廃止

[The Daily Star]バングラデシュ証券取引委員会(BSEC)は昨日、株式市場の投資家の音声通話とインターネットデータを監視対象とする計画を撤回した。

証券市場規制当局の前会長シブリ・ルバヤト・ウル・イスラム教授は今年初め、監視に対する政府の承認を得ようとしていた。

彼は財務省の金融機関部門に手紙を送り、国家電気通信監視センター(NTMC)との覚書(モU)の締結を求めた。

NTMCは、内務省公安局の管轄下にある国家の通信傍受および諜報機関である。

シブリ教授は、学生主導の蜂起によりアワミ連盟政権が崩壊してから5日後の8月10日に最高職を辞任していた。

同氏は手紙の中で、監視は株式市場を操作する者やインサイダー情報を持つトレーダーを捕まえるためだと論じていた。

投資家たちは監視の試みを聞いて驚き、プライバシーの侵害だと批判する者が多かった。

こうした背景から、証券取引委員会は昨日、首都の事務所で会議を開き、先週BSEC長官に任命されたコンドカー・ラシド・マクスード氏が計画を撤回することを決定した。

BSECはプレスリリースで、NTMCとの覚書締結計画は取りやめになったとし、金融機関部門にシブリ教授の書簡を無視するよう求めると述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20240829
https://www.thedailystar.net/business/news/bsec-scraps-investor-surveillance-plan-3689191