インドはユヌス率いる政府と協力するとジャイシャンカル首相が語る

インドはユヌス率いる政府と協力するとジャイシャンカル首相が語る
[Financial Express]インドのS・ジャイシャンカール外務大臣は、インドはバングラデシュの「現政権」と関わり、相互利益のある分野を特定し追求するよう努めると強調したとBDニュース24が報じている。

通信社ANIの報道によると、彼は金曜日にラジブ・シークリー大使の新著「戦略的難問:インドの外交政策の再構築」の出版記念イベント中にこの発言をした。

集会で演説したジャイシャンカル外相は、インドとバングラデシュの関係が独立以来不安定な状態にあることを強調した。

同氏は、インドが「現政権」と関わるのは当然だが、バングラデシュの政権移行は混乱を招きかねないことを認識することも重要だと指摘した。

「バングラデシュの独立以来、両国の関係は浮き沈みを繰り返しており、現政権と交渉するのは当然だ。しかし、政治的変化があり、それが混乱を招くこともあることも認識しなければならない。そして明らかに、ここでは相互利益を求めなければならない」とジャイシャンカル氏は付け加えた。

彼の発言は、ダッカでの潜在的な政治的変化にもかかわらず安定と協力を促進することを目指した、バングラデシュとの関係に対するインドの戦略的アプローチを強調している。

8月5日、学生と国民の激しい抗議により、バングラデシュのアワミ連盟による15年間の統治が終焉を迎えた。同党のシェイク・ハシナ総裁は首相の職を辞し、インドに逃亡した。

バングラデシュでは、ハシナ氏が帰国して裁判を受けられるようにという要求が高まっている。

これに先立ち、8月17日にはインドのナレンドラ・モディ首相との電話会談で、ムハマド・ユヌス首席顧問がバングラデシュのヒンズー教徒とその他の少数民族の完全な安全を保証した。

当時、モディ首相はソーシャルメディアプラットフォーム「X」への投稿で、ユヌス氏と「現在の状況」について話し合ったと述べていた。

「インドは民主的で安定し、平和で進歩的なバングラデシュへの支持を改めて表明した。ユヌス氏はバングラデシュのヒンズー教徒とすべての少数民族の保護、安全、安心を保証した」とモディ首相は記した。


Bangladesh News/Financial Express 20240831
https://today.thefinancialexpress.com.bd/first-page/india-will-work-with-yunus-led-govt-says-jaishankar-1725040231/?date=31-08-2024