[The Daily Star]一連の突然の労働争議が、比較的安定している同国の製薬業界にまれな騒動を引き起こしたことを受け、製薬会社は政府に現在の労働情勢の仲裁を求めていると述べた。
ここ数週間続いている労働争議により、すでに19の大手製薬工場の生産が停止しており、当面緩和の兆しは見られない。
製薬会社は昨日の記者会見で、状況を「非常に困難」とし、雇用の正規化や給与の引き上げなど労働者の突然の要求に疑問を呈した。
「我々は無力だ。労働者は次から次へと要求を突きつけている。この状況にどう対処したらいいのか分からない」とバングラデシュ製薬産業協会(BAPI)のアブドゥル・ムクタディール会長は協会事務所での記者会見で語った。
輸出企業を含む約250社の製薬会社を代表する同協会は、動揺した労働者らが自分たちの言うことを聞かないため、政府に仲裁を求めていると述べた。
ムクタディール氏によれば、製薬業界では過去50年間、労働争議や動乱は起きていないという。
「現時点では、あらゆる要求を伴うデモ行進や包囲作戦、破壊活動を中止し、工場での生産活動を全力で継続することが非常に重要だ」と彼は付け加えた。
「関係者全員に忍耐強く、国の利益を考慮した措置を取るよう呼びかけたい」と彼は述べた。
「最近、国内の多くの地域で、多くの製薬業界の労働者がさまざまな『不当な』要求のために『非論理的に』扇動活動を行い、建物を『破壊』していることがわかった」とムクタディール氏は付け加えた。
同氏によると、当初労働者らは最低賃金として1万8000タカを要求していた。その後、2万タカに値上がりし、現在は2万4000タカを要求しているという。
彼は、労働者らが多くの工場への当局者の立ち入りを妨害し、生産の混乱を引き起こしていると主張した。
状況がこのまま続けば、企業は生産を停止せざるを得なくなり、最終的には国内で医薬品が不足することになるだろうと彼は付け加えた。
「国際的に認められ、自立して成長を続ける製薬産業の発展を妨害し、破壊しようとする広範囲にわたる陰謀において、邪悪な勢力が積極的な役割を果たしている」とアブドゥル・ムクタディール氏はコメントした。
「医薬品は命を救う必需品だ。労働争議で生産が中断すれば、多くの人の医療が宙に浮くことになる」と同氏は付け加えた。
同氏は、製薬会社はこの危機的状況に対処するために政府からも他の誰からも何の支援も受けていないと述べた。
同氏は「今すぐに解決策を見つけ、生産を継続したい。政府の前で労働者と合意に達したい」と語った。
労働者の要求については、「確かにいくつかの要求は満たされるだろうが、現時点では満たされない要求もある」と述べた。
Bangladesh News/The Daily Star 20240904
https://www.thedailystar.net/business/news/drug-makers-seek-govt-help-normalise-labour-situation-3693916
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