[Financial Express]ニューデリー、9月4日(ロイター):世界銀行は水曜日、インドは雇用を増やすために労働集約型の輸出に注力すべきだと述べ、同国の製造業はこれらの分野からの中国の撤退による機会を十分に捉えていないと指摘した。
「インドは、発展途上市場の征服にも努めるべきだ」と世界銀行のインド担当局長オーギュスト・タノ・クアメ氏は「インド開発最新情報」報告書の発表中に述べた。
同氏は、アフリカやラテンアメリカには繊維や履物などインド製品に対する未開拓の需要がたくさんあると述べた。
報告書によると、携帯電話やサービスを含むインドのハイテク輸出は過去10年間で大幅に増加したが、アパレル、皮革、繊維などの低技能部門では、労働集約型製造業からの中国の撤退の恩恵を受けたバングラデシュやベトナムに押されてしまった。
報告書は「生産コストの上昇と生産性の低下により、世界のアパレル輸出におけるインドのシェアは2018年の4%から2022年には3%に低下した」と指摘した。
インドは4~6月期に前年比6.7%の成長を遂げ、世界で最も急速に成長する主要経済国として浮上したが、雇用創出とより包括的な成長という課題に直面している。
世界銀行は、都市部の失業率は平均17%と依然として高い水準にあると述べた。
クアメ氏は、若年労働者の雇用の可能性が高い低技能製造業の輸出を促進するため、生産連動インセンティブ政策に基づく優遇措置を提供することでインドは投資家を誘致できると示唆した。
報告書はまた、インドが輸入関税を引き下げ、輸出増加を支援するためにグローバルバリューチェーンに統合することを推奨した。
政府データによると、3月に終了した2023/24年度のインドの物品・サービス輸出総額は7,760億ドルを超えた。同期間における輸入は8,550億ドル近くだった。
世界銀行はまた、政府のインフラ支出に支えられ、インドの今年度の経済成長率予測を従来の6.6%から7%に引き上げた。
Bangladesh News/Financial Express 20240905
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/world-bank-urges-india-to-boost-labour-intensive-exports-for-jobs-1725475467/?date=05-09-2024
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