[Financial Express]ニューヨーク、9月5日(ロイター):米無線通信事業者ベライゾンは5日、光ファイバー網の拡大を目指し、フロンティア・コミュニケーションズを200億ドルの現金で買収すると発表した。
ベライゾンは、買収の可能性が報じられる前日の9月3日のフロンティアの終値に対して37.3%のプレミアムとなる1株当たり38.50ドルを提示した。6月30日時点で、フロンティアの負債総額は112億5000万ドルだった。
前日の取引で38%近く急騰していたフロンティア株は、市場前取引でベライゾンの提示価格を下回り35.14ドルとなった一方、ベライゾンは約1%上昇した。
この買収は約18ヶ月以内に完了すると予想されており、ベライゾンはATとの競争で優位に立つことになるだろう。フロンティアは25州に220万人の光ファイバー加入者を抱えており、これはベライゾンの9州とワシントンDCにある約740万人のフィOS接続と統合される。
ベライゾンは2016年に、カリフォルニア、テキサス、フロリダのテレビとインターネット事業をフロンティアに105億4000万ドルで売却した。これには、フィOSファイバーネットワークと顧客の一部が含まれていた。
ベライゾンの光ファイバーネットワークは現在、主に北東部と中部大西洋岸地域に広がっており、一方フロンティアのサービスエリアは中西部、テキサス州、カリフォルニア州などの複数の州に広がっている。
「フロンティアの買収は戦略的なものだ。ベライゾンの20年にわたるリーダーシップをさらに強化するものであり、米国全土のより多くの市場で競争力を高める機会となる」とベライゾンのハンス・ベストバーグ最高経営責任者(CEO)は語った。
この契約により、3年目までに年間ランレートコストが少なくとも5億ドル削減され、ベライゾンの収益と調整後利益が増加すると予想されている。
Bangladesh News/Financial Express 20240906
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/verizon-to-buy-frontier-in-20b-deal-to-boost-fibre-network-1725555725/?date=06-09-2024
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