[Financial Express]ロンドン、9月5日(ロイター):原油価格は5日、石油輸出国機構(OPEC)の増産延期の可能性や米国の在庫減少を受けて数カ月ぶりの安値から小幅上昇したが、根強い需要懸念で上昇は抑制された。
アメリカ石油協会(API)の統計によると、米国の原油在庫は先週743万1000バレル減少し、ロイターの調査でアナリストが予想した100万バレルの減少を大幅に上回った。
PVMのアナリスト、ジョン・エバンズ氏はAPIレポートの調査結果を引用し、「原油価格は一息つき、小休止している」と述べた。
11月物のブレント原油は、水曜日に12月以来の安値を付けた後、11時14分GMTまでに53セント(0.7%)上昇し、1バレル73.23ドルとなった。10月物の米国産ウェスト・テキサス・インターミディエート原油は41セント(0.6%)上昇し、69.61ドルとなった。
関係筋が水曜日にロイター通信に語ったところによると、石油輸出国機構(OPEC)とロシア率いる同盟国(総称してOPEC)の間で、10月に開始予定の増産を延期することについて協議が行われており、これがさらなる支援となった。
OPECは、直近の220万バレル/日の減産を段階的に解除する計画の一環として、10月に日量18万バレルの増産を進める用意があった。
しかし、中国での需要が引き続き低迷していることや、リビアの石油輸出を阻止する紛争が終結する可能性があることから、同グループは再考を迫られている。
米エネルギー情報局(EIA)の公式原油在庫データは14時30分(GMT)に発表される予定。金融市場はまた、雇用データなど、木曜遅くに発表される米国のさらなるマクロ経済指標を待っている。
Bangladesh News/Financial Express 20240906
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-rises-on-us-crude-stocks-fall-and-possible-delay-to-opec-hike-1725554889/?date=06-09-2024
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