[Financial Express]ムンバイ、9月5日(ロイター):インド準備銀行(RBI)総裁シャクティカンタ・ダス氏は木曜日、インドの第1四半期の国内総生産(GDP)成長率は鈍化したものの、南アジア経済は予想通り通年で7.2%の成長を達成する可能性が高いと述べた。
インドの経済成長は4~6月期に前年比6.7%に鈍化し、総選挙中の政府支出減少の影響で世論調査の予想6.9%やインド準備銀行の予測7.1%を下回った。
「インド経済の基本的な成長原動力は減速しておらず、勢いを増しており、インドの成長ストーリーは健在であると自信を持って言える」とダス氏はFIBACの年次銀行会議での演説で述べた。
ダス氏は、モンスーンの影響で今年の残りの期間、農業は好調に推移し、農村部の需要がさらに回復するだろうと述べ、また、投資活動が活発なことから、政府の設備投資が加速することで、投資活動もさらに活発化するだろうとした。
「インドが持続可能な成長軌道に乗っていることは明らかだ。成長の2大原動力である消費と投資需要は、同時に伸びている。全体として、インド準備銀行が2024~25年のGDP成長率を7.2%と予測していることは、的外れではないようだ。」
ダス総裁は、インフレと成長のバランスは現在良好であると述べたが、中長期的に成長を支えるためには物価安定を維持する必要があると改めて強調した。
同長官は、デフレーションのペースは食品インフレの不安定化と高騰によって頻繁に中断されていると述べた。
「重要なのは総合インフレ率だ。国民が理解しているのは、食品インフレが46%の重みを持つ総合インフレ率だ」とダス氏は語った。
しかし、モンスーンが順調に進んでいることから、食料インフレの見通しは年間を通じてより好転する可能性があるという楽観的な見方が広がっていると付け加えた。
「インフレに影響を与える力がどのように作用するかを注視する必要がある。デフレーションの最後の段階をうまく乗り越え、大きな構造改革である柔軟なインフレ目標の枠組みの信頼性を維持しなければならない」とダス氏は述べた。
Bangladesh News/Financial Express 20240906
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/indias-gdp-to-expand-72pc-in-fy25-despite-lower-q1-growth-1725555700/?date=06-09-2024
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