輸出競争が続く中、EUの小麦価格は下落

[Financial Express]パリ、10月24日(ロイター):ユーロネクスト小麦先物は24日、ユーロの安定とロシア産小麦の活発な出荷が輸出心理を圧迫し、ロシア政府の小麦貿易介入に対する懸念を和らげたことから下落した。

パリに拠点を置くユーロネクストで最も取引量が多い12月限小麦BL2Z4は、15時30分時点で1.1%下落し、1トン当たり221.25ユーロ(238.93ドル)となった。

トレーダーらによると、先物は一時220.75ユーロまで下落し、10月1日以来の安値となった。今週付けた3週間ぶりの安値をやや下回ったが、チャートの底値である220ユーロは再び維持した。

トレーダーらはまた、ロシアで雨が少し和らぎ、フランスの穀物地帯では雨が減り乾燥傾向にあるものの、作付けの遅れに対する懸念が根強いことから、作物の混在状況を検討している。

「全体的に見て、これは予測が難しい市場のままだ」と英国の農産物商社ADMアグリカルチャーはメモの中で述べた。

「黒海からの輸出の可否が市場の方向性を決める鍵となるだろうが、輸出供給の減少はバルカン半島やバルト諸国からの供給、そして間もなく入手可能になる南半球の農作物によってカバーされる可能性がある。」

小麦取引業者は、最低輸出価格の公表やロシア産穀物の販売業者に対する制限など、ロシア政府による輸出規制の動きに引き続き苦慮している。


Bangladesh News/Financial Express 20241025
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/eu-wheat-eases-as-export-competition-persists-1729789890/?date=25-10-2024