中国の景気刺激策への失望で銅は週間下落へ

[Financial Express]ロイター通信によると、銅価格は金曜日に下落し、最大の消費国である中国の景気刺激策が需要懸念を和らげることができなかったため、週末も下落する見通しとなっている。

ロンドン金属取引所(LME)の3カ月物銅は、0808 GMT時点で0.1%下落し1トン当たり9,502.50ドルとなった。一方、上海先物取引所(SHフィナンシャルエクスプレス)で最も取引量の多い12月物銅は0.2%下落し1トン当たり76,390元(10,723.51ドル)で取引を終えた。

LME銅は4週連続の下落となる見込み。SHフィナンシャルエクスプレス銅は3週連続の下落となった。

中国は経済成長を後押しするために一連の支援策を発表しているが、支援の規模はこれまでのところ需要への懸念を和らげるのには至っていない。

ロンドン金属取引所のアルミニウム価格は、原材料供給への懸念から前日の取引でつけた約5カ月ぶりの高値から下落し、1.2%下落して1トン当たり2,618ドルとなった。

ロンドン金属取引所の亜鉛は、短期的な供給が逼迫する中、木曜日に付けた20カ月ぶりの高値から下落し、3.4%下落して3,066ドルとなった。

「需要の減速を無視して、供給の混乱や鉱石不足の話に金属が夢中になったのは今回が初めてではない。しかし、そのような時期の大半では、価格は数か月にわたる下落傾向に陥っている」とメタル・インテリジェンス・センターのディレクター、サンディープ・ダガ氏は語った。

「強気派は中国の景気刺激策にもかかわらず、新たな投資を控えている一方、弱気派の投資は数年ぶりの低水準にある。弱気派によるパニック買いは大部分が終わった。価格は下落すると予想している」とダガ氏は述べ、ロンドン金属取引所の銅価格はトン当たり9,200ドルまで下落する可能性があると付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20241026
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-set-for-weekly-decline-on-china-stimulus-disappointment-1729871586/?date=26-10-2024