[Financial Express]ロンドン、10月25日(ロイター):金価格は、最近の上昇で金価格が過去最高値に達したことを受けて一部投資家が利益確定したことから、金曜日に下落したが、中東での緊張が続いていることで下落は抑えられた。
金現物は11時59分GMT時点で0.4%下落し、1オンス当たり2,724.50ドルとなった。価格は水曜日に史上最高値の2,758.37ドルに達した。
アントニー・ブリンケン米国務長官は金曜日、レバノンにおけるイスラエルとヒズボラ間の紛争を終わらせるための外交的解決に真に緊急性があると述べ、民間人の保護を求めた。
11月5日の米国大統領選挙が近づき、世論調査ではホワイトハウスをめぐる争いは依然として接戦となっているが、今後の経済、金融、地政学的なリスクに注目が集まっている。
ブリオンボールトの調査責任者エイドリアン・アッシュ氏は、来週、利回りの低い金の投資家は経済の健全性に関する手掛かりを求めて米国のインフレと経済成長のデータに注目するだろうと予想し、これが貴金属のボラティリティを高める可能性があると述べた。
「しかし、接戦の選挙戦を控え、金価格の下落は買われ、浅い水準にとどまる」と同氏は付け加えた。
スポット金価格は今年これまでに32パーセント上昇している。LSEG ワークスペースのデータによると、この水準付近で推移すれば、金価格の年間成長としては1979年以来最大となる。
しかし、貴金属価格の上昇により、価格に敏感なアジアの現物市場での需要は落ち込み、中国では値引きが拡大し、インドでは消費者の購入量が減少した。
一方、パラジウムの現物は1オンス当たり1,168ドルに達し、2日連続で10カ月ぶりの高値を付けた。ロシアの輸出をめぐる懸念が広がる中、ノルニッケルの生産量は世界の採掘量の40%を占めている。直近では0.2%上昇し、1,158.79ドルとなった。
パラジウムは木曜日、米国が主要7カ国(G7)に対しロシア産パラジウムとチタンに対する制裁を検討するよう要請したとブルームバーグ通信が報じたことを受けて9%上昇し、パラジウム先物の一部空売りポジションのカバーが始まった。
Bangladesh News/Financial Express 20241026
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-falls-on-profit-taking-after-record-rally-1729871273/?date=26-10-2024
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