[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は月曜日、ドル高と国債利回り上昇の影響で下落したが、トレーダーらは米連邦準備制度理事会(FRB)の金利姿勢の指針となる大量の米経済データを待っている。
金現物は12時30分GMT時点で0.5%下落し、1オンス当たり2,732.98ドルとなった。金地金は先週水曜日、中東とウクライナの紛争継続による市場リスクを背景に安全資産としての需要が高まり、過去最高の2,758.37ドルを記録した。
米国の金先物は0.3%下落し、2,745.10ドルとなった。
ドル指数は2022年4月以来の最高月間となる見込みで、ドル高により他通貨を保有する買い手にとって金の魅力は低下した。一方、指標となる10年国債の利回りは3カ月ぶりの高水準に上昇した。
「米国の金利低下の見通しは、さらなる投資需要を支え、金価格を押し上げる余地がある。12カ月以内に金価格は1オンス当たり2,900ドルに達すると予想している」とUBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏は述べた。
今週発表される主要データには、水曜日の年次開発計画雇用者数、木曜日の米国個人消費支出(PCE)統計、金曜日の雇用統計などがある。
トレーダーらは、11月にFRBが25ベーシスポイントの利下げを行う確率が97%近くあるとみており、これが利回りの低い金へのさらなる支援となるだろう。
現物面では、金価格の高騰により宝飾品の需要が落ち込んだため、中国の金消費量は2024年の最初の3四半期で前年比11.2%減少したと、国営の金協会が発表した。
「アジア、特に中国での現物需要は最近弱まっているが、金需要に関する焦点は東から西へと移りつつあると思う」とスタウノボ氏は付け加えた。
銀現物は0.8%下落して1オンス当たり33.42ドル、プラチナは0.3%下落して1,019.30ドルとなった。
パラジウムは、米国が主要7カ国(G7)に対し、パラジウムとチタンへの規制を検討することでロシアの金属部門からの収入を制限する追加策を検討するよう要請したとの報道を受けて、前日に10カ月ぶりの高値をつけたが、0.6%下落して1,186.73ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20241029
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-retreats-as-investors-await-us-economic-data-1730129902/?date=29-10-2024
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