対外債務返済額は7~10月に31%増加

[The Daily Star]バングラデシュの対外債務返済は、同国の対外融資ポートフォリオの拡大と世界的な金利上昇により、2024~25年度の最初の4か月間で前年比約31%増加した。

財務省のデータによると、バングラデシュは7月から10月の間に外国からの融資の元本と利息の支払いとして14億4000万ドルを返済した。これは2023~24年度の同時期の11億ドルから増加した。

個別に見ると、元本返済額は41%増の8億9,600万ドルとなり、利息費用は16%増の5億4,200万ドルとなった。

また、財務省は「中期マクロ経済政策声明(MT議員S)」と題した報告書の中で、今後数年間、利払いは徐々に増加し続けるだろうと述べた。

一方、財務省のデータによると、世界的な貸し手と多国間パートナーによる融資実行額は、25年度7月から10月までに前年比26%減の12億ドルとなった。

最も多額の援助をしたのは日本(2億6,630万ドル)で、次いでアジア開発銀行(2億6,611万ドル)、ロシア(1億9,453万ドル)、世界銀行(1億7,816万ドル)の順となった。

バングラデシュは7月から10月にかけて、外国からの融資の元金と利息を14億4000万ドル返済した。

報告書によると、対外債務の影響拡大を反映して、国家予算に占める対外利払いの割合は22年度の0.9%から27年度には2.6%に上昇する見通しだ。

一方、財務省のデータによると、世界的な貸し手と多国間パートナーによる融資実行額は、25年度7月から10月までに前年比26%減の12億ドルとなった。

そのため、財務省の当局者らによると、融資実行額の減少の理由の一つは、融資実施機関の非効率性にある可能性があるという。

当局者らは、7月中の学生抗議活動による政情不安と継続中の経済問題により、一部のプロジェクトの実施が延期され、支出の減少につながった可能性があると述べた。

これとは別に、プロジェクトの実施は通常、会計年度の初めに減速し、その結果支出額が減少すると当局者は述べた。

また、7~10月期の対外融資約束額は、前年同期の36億2,000万ドルから2億5,457万ドルに減少した。

最も多額の援助をしたのは日本(2億6,630万ドル)で、次いでアジア開発銀行(2億6,611万ドル)、ロシア(1億9,453万ドル)、世界銀行(1億7,816万ドル)の順となった。


Bangladesh News/The Daily Star 20241129
https://www.thedailystar.net/business/news/foreign-debt-servicing-jumps-31-jul-oct-3764276