金価格は1年以上ぶりの月間下落に

[Financial Express]金価格は、ドル安と地政学的な不安に支えられ金曜日に上昇したが、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利を受けて今月ドルが急騰したため、2023年9月以来の月間最悪のパフォーマンスとなる見込みだとロイター通信は報じている。

金現物は1201GMT時点で0.7%上昇し1オンス当たり2,659.49ドルとなったが、今週初めの急激な売りにより週間では約2%の下落となる見込み。米国の金先物も0.8%上昇し2,659.20ドルとなった。

金価格は11月に入ってからこれまでに3%下落しており、これは2023年9月以来の月間最悪の値下がりとなっている。トレーダーらはトランプ政権下での関税引き上げの見通しにより金利が長期間高止まりすると予想している。

ドル指数(.DXY)は11月12日以来の最低水準に下落したが、11月は引き続き2%上昇する見通しだ。

リライアンス・セキュリティーズのシニアアナリスト、ジガー・トリベディ氏は、金価格は今年大幅に上昇したが、トランプ大統領の勝利と選挙結果を受けての米ドル高による大幅な利益確定により、今月は急落していると述べた。

金は、貿易戦争など経済や政治が不安定な時期には安全資産と見なされることが多いが、金利が上昇すると利回りのない金塊を保有する機会費用が増加する。

「停戦協議により中東に対する懸念は若干薄れたが、逆にロシアとウクライナに対する懸念は依然として市場に広がっている」とムンバイのケディア・コモディティーズ取締役のアジャイ・ケディア氏は語った。

サービス価格の上昇率が高止まりしているため、ユーロ圏のインフレ率はわずかに上昇している。


Bangladesh News/Financial Express 20241130
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-prices-set-for-biggest-monthly-decline-in-over-one-year-1732902327/?date=30-11-2024