[Financial Express]ロンドン、1月24日(ロイター):ニッケルは2024年の取引を4年ぶりの安値で終えた。2022年にロンドン金属取引所(LME)をほぼ破綻させるほど急騰した金属としては、劇的な運命の逆転だ。
このドラマチックな好況と不況の物語に謎はない。インドネシアは、吸収できる以上の金属を世界に氾濫させ、価格を暴落させ、世界の他の生産国に犠牲者を出した。
今年の市場の運命は、ジャカルタがニッケル部門の過剰供給を抑制し、供給を需要にもっと近づけることができるかどうかにかかっている。
前向きな兆候もある。インドネシア鉱業省は今年、ニッケル鉱石の採掘割当量を当初計画の2億4000万トンから2億トンに削減する計画だ。
このニュースを受けて価格は若干回復し、ロンドン金属取引所(LME)の3か月物ニッケル価格は1月初めから3%上昇した。これがより持続的な回復をもたらすのに十分かどうかはまだ分からない。
インドネシアは過去10年間で世界有数のニッケル生産国として台頭してきた。
世界金属統計局によると、インドネシアの採掘生産量は2017年の35万8000トンから2023年には220万トンに急増する。同年のインドネシアの供給量は世界需要の半分以上に相当した。
Bangladesh News/Financial Express 20250125
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/only-indonesia-can-help-nickel-recover-from-price-bust-1737733097/?date=25-01-2025
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