[The Daily Star]バンガバンドゥ・シェイク・ムジブ医科大学の新たな研究によると、バングラデシュでは毎年、全死亡者の11.9%が癌で亡くなっている。
また、BSMMUの公衆衛生情報学部(DPHI)による人口ベースのがん登録によれば、毎年10万人あたり52.9件の新規症例が報告されている。
同調査では、国内で蔓延している38種類のがんのうち、肺がん(11.4%)が最も多くの死亡を引き起こしており、次いで喉頭がん(8.5%)、胃がん(5.7%)となっていることも明らかになった。
研究によると、現在、同国におけるがん罹患率は人口10万人あたり106人で、男性では10万人あたり118人、女性では10万人あたり96人となっている。
この研究結果は、昨日ダッカのBSMMU超専門病院でBSMMUが主催した「バングラデシュにおける癌の負担:人口ベースの癌登録からの証拠」と題するプログラムで発表された。
喉頭がんは男性の間で最も多く(13%)発生しており、続いて胃がん(10.4%)、肺がん(8.7%)、口唇および口腔がん(7%)、食道がん(6.1%)となっていると、BSMMUのDPHI准教授で本研究の主任研究者であるモハンマド ハレクザマン氏が調査結果を発表しながら述べた。
女性では、乳がん(36.4%)が最も多く、次いで子宮頸がん(11.1%)、口唇・口腔がん(10.1%)、甲状腺がん(7.1%)、卵巣がん(5.1%)となっていると彼は付け加えた。
この調査は、2023年7月以降、キショルガンジのホサインプル郡の46,631世帯から合計201,668人の参加者を対象に実施され、そのうち48.4%が男性、51.6%が女性であった。
研究者らは、ウェブベースの国立がん登録ソフトウェアを使用して、各世帯で対面インタビューを実施した。
調査では、参加者の中に合計214人のがん患者がいることがわかった。そのうち92.5%は18歳から75歳で、2.4%は18歳未満、5.1%は75歳以上だった。
最も多かった5つのがんは、乳がん(16.8%)、口唇および口腔がん(8.4%)、胃がん(7%)、喉頭がん(7%)、子宮頸がん(5.1%)であった。
研究者らは、全がん症例の46%が喫煙と関連しており、男性のがん患者の75.8%が喫煙者であることを突き止めた。また、男性の40.5%と女性の60.6%が噛みタバコを消費していた。
研究によると、がん患者の併存疾患には高血圧、糖尿病、心血管疾患、慢性腎臓病、脳卒中などが含まれていた。
この研究では、がん患者の60%が手術、化学療法、放射線療法を組み合わせて受けたのに対し、7.4%は診断後に何の治療を受けなかったことも判明した。
2024年7月1日から2025年1月14日までの間に、13,411世帯の58,539人の参加者を対象に追跡調査が行われた。この期間中に、人口10万人あたり52.9人の新たながん患者が増加した。
BSMMU副総長のモハンマド シャヒヌル アラム教授がイベントの議長を務め、保健担当主任顧問の特別補佐官であるモハンマド サイエドゥル ラーマン教授らが講演した。
Bangladesh News/The Daily Star 20250202
https://www.thedailystar.net/health/disease/news/cancer-accounts-12pc-annual-deaths-3813516
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