ドル安で原油価格上昇続く

[Financial Express]ロイター通信によると、原油価格はドル安に支えられ、水曜日も1%以上上昇したが、米国経済の減速と関税が世界経済成長に与える影響に対する懸念が高まり、上昇は抑制された。

午後1時現在、ブレント原油先物は75セント(1.08%)上昇して1バレル70.31ドル、米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は82セント(1.24%)上昇して1バレル67.07ドルとなった。

UBSのアナリスト、ジョバンニ・スタウノボ氏によると、原油価格はここ数日、米ドル安とエネルギー情報局(EIA)が今年の原油市場は大幅に供給過剰になるとの以前の予測を撤回したことで支えられている。

トレーダーらが米国とEUの報復関税やロシアとウクライナの停戦の可能性を織り込む中、ドルは水曜日、主要通貨に対して5カ月ぶりの安値から抜け出すのに苦戦した。

火曜日にドル指数が0.5%下落し、2025年安値を更新したことにより、他の通貨を保有する買い手にとって原油価格が安くなり、原油価格が上昇した。

フィリップ・ノバのシニア市場アナリスト、プリヤンカ・サチデバ氏は「ドル安は世界経済減速の弱気傾向に対抗するものだが、これは一時的なものと思われる」と述べた。

しかし、2月の米国消費者物価上昇率が予想を下回ったことを受けて、インフレ抑制の兆候が投資家にいくらかの安堵をもたらした。

しかし、今後数カ月でほとんどの商品の価格が上昇すると予想される輸入品に対する積極的な関税を背景に、改善は一時的なものとなる可能性が高い。

ドナルド・トランプ米大統領のこれまでの経済政策は、一連の関税発表を中心としている。一部はすでに発効しているが、他のものは延期されたり、後日発効する予定となっている。


Bangladesh News/Financial Express 20250313
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-extends-gain-on-weak-dollar-1741795382/?date=13-03-2025